あなたside
ピピッ、とナナミンの携帯のアラームが寝室に響き渡る。起きなければ。
かと言って起きるのも億劫で手だけナナミンの端末に伸ばして取り敢えずアラームを止める。
同棲、までとはいかないが私はナナミンの家に半同棲?している。
次の日が2人ともオフの時は大体ナナミンの家にお泊まりして、勉強を教えてもらったり読書をしたり……
「後に同棲するのでその練習です」とナナミンが言っていたのを寝起きの頭で思い出す。何の練習だ、そもそも同棲に練習なんているのだろうか
ナナミンは昨日の任務で疲れちゃってるだろうし、朝ご飯はお手製のあなたスペシャルを作ってあげよう。
そうと決まれば早く行動しなくては。
まだ起きたくない気持ちと闘ってベッドの上でモゾモゾ動く。
やっと起き上がろうと上体を起こそうとした時、ナナミンの腕が腰に回されて起きる事は簡単に阻まれた。
私がそう言うと、ナナミンはまだ完全に意識が覚醒していないのか滅多に見れない笑顔を浮かべていた。
ナナミンが言うなら、たまには二度寝したってバチは当たらないかも。
暖かいナナミンの腕の中で私は2回目の眠りについた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。