第60話

たまには2度寝もいいじゃない
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2022/01/24 08:00 更新
あなたside









 ピピッ、とナナミンの携帯のアラームが寝室に響き渡る。起きなければ。

かと言って起きるのも億劫で手だけナナミンの端末に伸ばして取り敢えずアラームを止める。













同棲、までとはいかないが私はナナミンの家に半同棲?している。


 次の日が2人ともオフの時は大体ナナミンの家にお泊まりして、勉強を教えてもらったり読書をしたり……





「後に同棲するのでその練習です」とナナミンが言っていたのを寝起きの頭で思い出す。何の練習だ、そもそも同棲に練習なんているのだろうか





あなた
んー………起きなきゃ…




 ナナミンは昨日の任務で疲れちゃってるだろうし、朝ご飯はお手製のあなたスペシャルを作ってあげよう。







そうと決まれば早く行動しなくては。


まだ起きたくない気持ちと闘ってベッドの上でモゾモゾ動く。







やっと起き上がろうと上体を起こそうとした時、ナナミンの腕が腰に回されて起きる事は簡単に阻まれた。



あなた
なぁーんだ、起きてるじゃん
七海建人
………貴女がベッドから出ると寒いんですよ
あなた
私って湯たんぽだったんだ…
七海建人
たまには二度寝しましょうか。何なら昼まで寝たい
あなた
ん……珍しいね。ナナミンがそう言うなんて
七海建人
ダメですか。
あなた
ダメな訳無いでしょ。いいよ、二度寝しよっか




 私がそう言うと、ナナミンはまだ完全に意識が覚醒していないのか滅多に見れない笑顔を浮かべていた。






ナナミンが言うなら、たまには二度寝したってバチは当たらないかも。



七海建人
おやすみなさい。
あなた
うん、おやすみ…











暖かいナナミンの腕の中で私は2回目の眠りについた。

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