『一条あなたの下の名前を最後まで、
愛する覚悟はあるか?』
五条さんはもう一度コーヒーを手に取り一気に喉に流し込んだ
そして、また前を向き直しあなたの下の名前さんの過去を話してくれた
生まれは両親に愛を惜しげもなく注がれた普通の女の子だったこと
そしてそのまま両親は行方不明になったこと
そのあと五条さんの実家の五条家に無理矢理養子にさせられ、男としてずっと訓練してきたこと
そして父親を自分の手で“殺した“ことも
淡々と語り続ける五条さんとは対照に、僕はどんどんと聞いてるだけで心が疲れてきた
学生の時点でもう常人だったら気が狂ってる
耐えきれずに発狂するのすらマシだ
確かに逃げたくなっても仕方ないな
あなたの下の名前さん関係であった男性は、計4人
まず目の前の五条さん、
そして調査についてきていた虎杖君
あとは不思議なメガネの七海さん
そして、消去法で残った一人は、、、
あぁ………
さっきから「死」とか、「殺した」とか
そんな言葉しか出てこないな…
母親が死に、父親を殺し、同級生が死んだかと思えば先輩が裏切って大量虐殺を実施……
27年生きただけでこんなに人の死に関わるのは、呪術師にとって普通だとしたら狂ってる












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。