あなたside
圭介くんが振りかざしたナイフを手で掴んで
言いたいことを言った後の記憶は曖昧だ
まず、いつ病院に来たんだろう………
すごく見覚えがある場所だ
めちゃくちゃ知人です
どうしましょ………
万次郎が元気なのは嬉しいけど
今飛びつかれると頭にくるから痛い……
……うん、勢揃いです
どうしよう、3人からの圧が凄まじい…
もうやめてください、病人ですよ私
3人の圧が凄すぎて最年長が押されている
確かにあの時、最悪死んでいたのかもしれない
たまたまケンくんに頼んで救急車を呼んだから
すぐに処置してもらえた
でも、あの判断が遅かったら
きっと私がここにいることはないと思う
自分のことなんて二の次にして
万次郎たちを優先させた
あんなにみんなに促したのに私の行動も
みんなからしたら間違ってたのかもしれない
みんなこんな私を心配してくれた
やっぱこの温かさが好きだ
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ここからは原作とは関係ないんですが
ほのぼのと平和に行きます😌
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。