第3話

📡 × 3 君へのお願い事
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2025/10/01 09:00 更新
❲ No.1201の収監室 ❳  < あなたの下の名前 視点 >
あなた
用事…?
sik . 🤝
うん、えっとー…

  やっぱり言った方が良いよね と、
  本人は聞こえてないと思っているのだろうけど
  小声の独り言でも中々に声が大きい為、
  こちらにもはっきり聞こえている。
sik . 🤝
じ…実はさ…

























sik . 🤝
カゲツくん…No.0226との面会って…
出来るかな〜って…

  この施設にあるシステムの一つ “ 面会 ” 。

  監視対象両方の合意と監視員上層部からの許可を得て
  彼らは面会をする事が出来ると言うものだ。

  そして彼らに割り振られている
  危険レベルはこの面会システムにも関わってくる。
あなた
うーん、多分No.0226の事だし了承はする…
sik . 🤝
じゃあ…!
あなた
でも最近にRedになったNo.0226の面会を
上層部が許可するのかは私には分からない…
判断は完全に向こう次第だからね
sik . 🤝
そ…そっか…

  しゅんっ と子犬の様に落ち込むNo.1201には悪いが、
  こればっかりは下層部の職員である私には
  どうしようも出来ないのだ。

  永遠に位の上がらない下層部職員なんかに
  この組織が目を向けるワケが無いのだ。
あなた
でも申請はしてみるよ
sik . 🤝
うん…!ありがとうあなたの下の名前ちゃん
あなた
まあ意外と楽に通ったりして…ね…
sik . 🤝
ん…?なんて…?

  意外と普通の声に出したつもりだったのだが
  彼には聞こえていなかったらしいくて、
  頭の中をはてなマークで埋め尽くしている事だろう。

  まあこの面会申請が通ったら喜ぶのは、
  私やNo.0226よりも絶対に彼なのだろうから。

  よっこいしょっ なんて老人みたいな事を言って
  立ち上がり彼の方へと向き直りきってから
  彼に一言告げた。
あなた
頑張ってみるよ
sik . 🤝
え…ありがと…う?
あなた
んじゃ、私他の奴らん所に行ってくる
sik . 🤝
うん、また来てね

  彼は控えめに手を振ってくれた。

  その彼に背を向けて、私はNo.1201の収監室のを出た。
❲ 廊下 ❳  < あなたの下の名前 視点 >

  人っ子ひとり、職員ひとりすら見当たらない様な
  まっさらで何も無い廊下をただただ無言で
  真っ直ぐ歩いて行く。

  陽の光どころか、空の色さえも分からない様な
  この施設は何も見える事の無い、空白の空間だった。
あなた
さて、残りのGreenは1人だけか…

  私の担当のGreenレベルは2人だけで、
  No.1201の所には先程向かったので後1人だけだ。

  手土産と言っては何だが、
  可愛らしい液体の入った小さな小瓶を
  そっと腰につけたバッグの中々に仕舞って、
  もう一人のGreenレベルの奴の方へと向かった。
あなた
面倒くさーい…

  監視員の1日はまだまだ長いのである。

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