第4話

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2024/06/10 11:27 更新
  Attention!
 あなたちゃんの厨二設定を解禁しました。今回も文字数多いです。許せ。何か若干シリアスです。めんご。
 シュボッ。
その日、あなたは万事屋の玄関の柵にもたれ掛かりながら煙草を燻らせていた。
あなた
――ふぅ。……んー。
あなたは正面の道を見ており、咥え煙草でぼんやりしている。
少しの間面倒そうに前だけ見ていたが、はぁっとため息をついた。
それからポケットに手を突っ込み、紙きれを1枚出した。
???
『 明日、午前十時。屯所にて。 』
短くて雑な字ではあるが、どことない圧が感じられる。
ちなみに現在時刻、午前9時。
あなた
……行くかァ。
あなた
「新選組」
あなた
やぁやぁ、ごめんあそばせェ?
近藤勲
お!来たかあなた!
沖田総悟
待ちくたびれやしたぜィ、あなたさん?
土方十四郎
遅せぇ。俺は10時っつったろ。
あなた
あァもう、来ただけ褒めろよマヨ方。
土方十四郎
誰がマヨ方だコラァァァァァ!
あなた
あれ?お前マヨ方ヤニ四郎じゃなかったっけ?
土方十四郎
テンメェ……
沖田総悟
まぁまぁ落ち着いてくだせェ土方さん。いや違ェ、マヨ方さん。
土方十四郎
何テメェもノってんだよ、ふざけんな!
近藤勲
2人ともそれぐらいにしろ!あなたがどさくさに紛れて帰ろうとしてるだろ!
あなた
……ちっ。
あなた
で?俺は一体何で呼ばれたんだよ。
土方十四郎
……仕事だ。今日の夜、旅館「池ノ屋」で攘夷浪士の密会があるっつータレコミが入った。
山崎にも調べさせたが、マジの方らしい。んで、御用改めに向かう事になったって訳だ。
沖田総悟
いやねェ、あなたさん。今回の浪士ども、かなりの人数らしいんでさァ。そいで、新選組全勢力で向かおうってんでィ。
近藤勲
まぁ、あなたにはいつも通り救護班、それと俺らの手伝いをして貰いたいんだ。
あなた
――はぁ……つくづくお前らって変だよな。
 俺、元攘夷志士なんだけど。
私、あなたの名字あなたと新選組の付き合いはかなり長くなる。
元を辿ると此奴らが武州に居た時に知り合った。
まだその時は勲君の剣術道場の門下生として入り浸っていた程度だ。
まぁ……攘夷戦争に巻き込まれて後の新選組と一緒に上京するのは叶わなかった。
が、ちょっと厄介なことになったのだ。
私は江戸に来て直ぐに万事屋に転がり込み、適当に過ごしていたのだけど。
沖田総悟
あれェ?あなたさんじゃねェですかィ。
 
あなた
……ん、え、総悟?
街でばったり総悟に会い、団子屋に2人並んで座って色々喋っていた。
そして拙いことになる。
沖田総悟
そうそう、あなたさんが好きそうな遊びがあるんでさァ。やりましょうぜィ。
あなた
へェ、良いぜ。ノった。
総悟は隊服のポケットからマヨネーズの形のライターを取り出した。
空になった2人の湯呑を自分の所に引き寄せて、片方にライターを入れる。
その2つの湯飲みをひっくり返して、驚くほどの速さでシャッフルする。
沖田総悟
はい。どっちにライターが入っているでしょうかァ。
あなた
あァ、そういう……。で?俺が外したらどうすんの?
沖田総悟
そうですねェ……。じゃあ、あなたさんが負けたらあなたさんの人生最大の秘密暴露で。
あなた
うェえ重。……総悟が負けてもそれで良いんだな?
沖田総悟
望むところでさァ。
私はゆっくり右の湯呑を指さす。
総悟がニヤリと笑った。それから湯呑をゆっくり持ち上げる。
あなた
――あーあ。
湯呑は空だった。
総悟がにこやかに笑いかける。私は重い口を開いた。
あなた
そうだな……。
あなた
……道場のみんなが江戸に上京するってなった時に俺居なくなったろ?
あなた
実はなァ。そん時俺、攘夷戦争の片棒担ぐことになってよ。高杉とか、桂とかの同胞なんだ。
沖田総悟
……こりゃァ思わぬ秘密が聞けやしたぜィ。
それから総悟にバラすと脅され、言う事聞くからと懇願し、じゃあ新選組に入れと言われ、久しぶりに十四郎と勲君に会って、今に至る。
だが、何故か上層部の2人には私が攘夷志士であったことが思い切り露見しているため、仕方なしに新選 組に居るような形になっている。
 まぁでも、何だかんだ旧知の仲だから楽しく過ごしては居る。
 新選組・零番隊隊長、あなたの名字あなた。
 零番隊というのは唯一の女性隊士であるあなたが動きやすいように作られた隊だ。
 よって隊員はあなた1人しかいない。
 あなたは医師免許を持っているため、零番隊は怪我人を処置する救護班として重宝されている。
 ちなみに、一応あなたは男という事で通されている。
 ほぼ全員女だって分かってるけど。
土方十四郎
おい、起きろ。そろそろ行くぞあなたの味覚音痴組+神楽からの呼び名。
あなた
……なァ俺行かないとダメ?気乗りしねェんだけど。
沖田総悟
俺も行きたくねェでさァ。
土方十四郎
テメェらなぁ……。
近藤勲
おい、拙いぞ!ザキからの情報にミスがあったらしい!予定の8時より1時間速い密会スタートだ!
あなた
……ということは何か?
土方十四郎
じゃあもう密会は……。
沖田総悟
始まっちまってますねィ。
 現在時刻7時18分。
土方十四郎
あ、おいあなたの味覚音痴組+神楽からの呼び名!お前バイク乗れたよな、屯所に1台ある。それで先に向かってくれ!
あなた
え、マジでか。
近藤勲
俺たちも後から行くから、頼む!
あなた
……はぁ。
バイクをかっ飛ばして密会場所に着いた。が、しかし。
あなた
見張り多すぎんだろ……。
入り口には屈強な男たちが大量に居座っている。あなたは刀を握りしめると呟いた。
あなた
おい白夜。起きてるか。
その呟きを合図に、あなたの手の甲に人の口が現れた。
白夜
何やぁ、人が気持ちよく寝とってんに。
あなた
出撃だ。援護頼む。
白夜
久しいなぁ。腕が鈍ってんことを祈るわ。
あなた
あんまり俺を舐めるな。ただまぁ、どうやら俺はまた面倒な事に巻き込まれたらしい。
白夜
へぇ、ご苦労なこった。
あなたの体には天人あまんとが巣食っている。
寄生型の天人で、名前を白夜と言う。
この白夜の種族は戦闘能力が高いが、他の生物に寄生しなければ生きることができない。
寄生されると怪我に対する防御力と瞬発的な体力が格段に飛躍する。が、己の体の中にもう1つの人間を宿すことになるため、大概の宿主は正気を失う。
白夜
あなた、見張りの2人前方不注意やな。……所詮は雑魚の集いってとこかえ?
あなた
はは、世も末だな。
白夜の声であなたは門扉に飛び込んだ。
 ザクッ バシュッ
一気に2人斬り殺す。
モブ
な、なんだ貴様!
モブ
何者だ!
だが、あなたは白夜と上手く共存している。
これが意味するのは恐ろしいことだ。
あなた
新選組、零番隊隊長。あなたの名字あなた。
あなた
御用改めだ。神妙にお縄に着け。――なぁんて言ったとこで聞くようなタマじゃねェよなァ。
あなた
ほらほら、1人ずつ並べや。先着10名はらくーに殺してやるぜ?
浪士たちは一瞬ひるんだ顔をしたが、一斉にあなたに切りかかる。
白夜
あなた、後方2時・4時。2人と1人。
あなた
はいはい。
白夜の完璧なアシストにあなたは顔色一つ変えずに動く。
あなたの白い肌に浪士たちの返り血がついていく。
モブ
どりゃあああああ!!
あなた
――!
 シュッ ザクッ
奇襲によってあなたは腕を切られる。一気に嫌そうな顔をした。
あなた
痛って……。
白夜
あなた、後ろ!
 ビシャッ
腕に気を取られていたあなたの背中に敵の刃が触れる。
あなた
……あーあ、銀時にどやされるなぁ、これ。
気づけば周りを敵に囲まれていた。
モブ
へっへ、袋のネズミとは正にこのことだな。
モブ
のこのこ1人で来よって。馬鹿にも程がある。
浪士どもがヘラヘラと笑いながら何か話している。
痛い。腕と背中が猛烈に。
痛いのは嫌いだ。痛みを理由にして動けないのはもっと嫌いだが。
  グサッ
あなた
……ギャーギャーうるせェよ。
 あなたの刀は自分で自分の脇腹を貫いていた。羽織に血が滲み、袴に垂れる。
白夜
あれま、ちょっと乱暴すぎやのうて?
分散していた痛みを一か所に集中させ、それだけを感じる。という戦法なのだが、あなたの真意は知れない。
あなた
――白夜。良いよな、全員殺して。
白夜
構わん。構わん。むしろ、そっちのが面白そうや。
浪士たちは明らかに変わったあなたの雰囲気にどよめき、刀を構え直す。
あなたは刀を脇腹から引き抜き、低く構えた。
あなた
――参る。
近藤勲
……これって……。
土方十四郎
……どういうことだ。
沖田総悟
……。
 新選組が到着した時、そこには。
あなた
やぁやぁ、遅せェじゃねェか。
 斬られた浪士たちの山と、頭から返り血を被ったあなたが居た。
 屈託ない笑顔で手を振るあなたの姿は「修羅」そのものだった。
主(ななし)
……わぁい、主です。
主(ななし)
何か滅茶苦茶シリアスになってて笑うんだけど。
主(ななし)
ごめんねぇ、でもどうしてもこれが書きたかってん。
主(ななし)
一応次は普通にほのぼのとしたの書く予定だから。
主(ななし)
予定だけど。
主(ななし)
あのーあれです。
主(ななし)
あなたちゃんの厨二設定は「呪●廻戦」の主人公の設定に酷似しております。
主(ななし)
というかあぁいう状況で、主人公と宿●が仲良しみたいな感じです。
主(ななし)
うん。パクったとか言わないでね。そうだけど。悲しいから。
主(ななし)
……はい。ではまぁそんな感じです。
主(ななし)
またお会いしましょー。さいならぁ。

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