そう言い切ると共に、杏は走り出す
私たちは杏が走って行ったのをみて、はっと我に帰る
そして後を追うように走る、類達も同じだ
途中で、花畑があって、一輪だけ、花が咲いていた
もう直ぐ枯れそうな、そんな見た目をした花
少しだけ留まって、また走る
2人はどうやらずいぶん遠くにいるらしい
少し遠くから、杏の声がする
走るのが早くて、なかなか追いつかなくて
海の中央に、2人がいる
私も類も、ラケシスもクロノスも上手く見えない
杏はそう叫ぶと、一瞬躊躇って、海に飛び込む
どうやら濡れないみたいで、溺れもしないらしい
水を掻き分けて進む
少しして、奏達の所についた
その光景は異常でしかなくて、止めに行こうとする
そうすると2人と私たちの間に、光が現れる
その言葉に答える様に、こちらを向いて
奏はその間も悶えてはいるけれど、単に苦しいみたいで
困惑とか、嫌とか、そう言う意思は感じられない
奏はジタバタとしているけれど、反射的なものだろう
私でも、首を締め上げられたら愛莉には勝てない
人並みならぬ努力をしているのは、みんなそうだから
愛莉は特に、色々なことをするから力がある
だから、諦めていいのか、?
ラケシスの周りからは白銀の糸が
クロノスの周りからは黒い影が現れている
それはアレスさんを押さえつけているようだった
神々の名前とか何の神とか、全部主の知識の範囲です
え?調べてないですよ、面倒じゃないですか((
next>>8/15




















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。