着くと、そこは確かに、海だった
ただ、彩りはない、グレーとか白とか、黒とか
でも、わたしは綺麗だと思った、この場所がではない
この場所に、ヴィーナスといるから綺麗と思った
見えないはずの色が、イメージで付いていく
わたしは、ただ、青いと思った、が、色が変わる
ヴィーナスの予想通り、水に濡れることはない
わたしが頼もうとしていることは、本当にいいのか
ヴィーナスにとって苦しいであろう願い
でもきっと、ヴィーナスは聞き入れてくれる
だって、愛の女神様だから
わたしを、ずっと待っていてくれたのに
身勝手な理由で、離れて行ったのに
今だに声からは暖かさが滲み出ていて
彼女自身と、その心はわからない
彼女はわたしのことを知っている
自分の選択を、ただ、尊重してくれる
ヴィーナスは近づいてきて、手を握ってきた
これ以上、何かを聞くのは野暮な話だろう
ヴィーナスは、きっと折れない
ちょっと頑なで、たまにツンってしてるけど
ずっと見ていてくれた、こんな、わたしを
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。