ハァハァ
私の荒い息だけが聞こえた
外部の音が聞こえない
ただただ私は病院の廊下を走ってた
信じたくなかった
学校にいた時、先生に廊下に呼ばれた
まだ小学6年生の私は何だろうと廊下に出て大人の方に言われた言葉だった
私は霊安室に向かって走って走って走って…
霊安室に着いた時には息が上がってた
バンッ!
と音を立てて扉を開けた
兄さんの顔に白い布が被さっていた
そして、消太くんとひざしくんが立ってた、お母さんとお父さんはまだ付いてないらしい
やだ…やだやだやだやだやだやだ!!!!
嘘だよやだ…兄さん…ッ…
信じたくなかったのに、こんなのを見たら信じるしか無いじゃん…
嘘つきだ、兄さんは、嘘つきだ…ッ
喉が痛かった
でも、それ以上に胸が痛くて痛くて…苦しかった
暫くしたらお母さんとお父さんが来た
兄さんを見たときフラフラと兄さんに近づいて崩れ落ちた
消太くんとひざしくんの顔は、先程よりも下を向いてたからか……もう分からなかった
その光景を見て、私は涙が止まった
お葬式の相談をしなければならなくて、私達三人は何処か上の空で相談をした
お友達やヒーロー達も呼んでやるお葬式だった
お母さん達の要望だったから
私は反対だったけど、どうしてもって言われたから
………そうしなければ良かったと知るのは
お葬式が始まってからだったけど















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。