「「「「やめて欲しいのはこっちの台詞だ」」」」
目の前の四人は、僕に向けてそう放った
…とてもとても冷たい言葉
僕の心はとっくのとうに……
『真っ黒』だ。
こんな世界を生きるだけなら…ッ
景色の移り変わりが早い海にでもいたいなあ…
…そうだ
自分とにとって、正解なんてどうだっていいんでしょ?
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僕はあんたが…いやあんたたちが大嫌いだ
精神の弱い僕を追い詰めたから
居場所を無くしたから
…そうだ
さっき出した新曲を歌おう…
あ…気付いたっぽいね
この曲…『メズマライザー』の本当の意味
逃げる、逃げる。
あの家から。
あの地獄の環境から。
さようなら…
海へと、どんどん沈んでいく。
残ったのは、僕の身体と…
…冷たい感覚。
でも、まだだ…
そう言った彼女の瞳は。
もう、真っ黒だった。
ー数年後 ××海 海底ー
ここには、とある噂がある。
海を泳いでいると、歌声が聞こえる。
そんな噂。
今頃、あの人たちはみんな僕のことを忘れてる。
だったら…
story end 2 〔海底独歩〕

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!