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第1話

大学生パロ 1
1,010
2023/07/02 00:16 更新

(※2人が普通の大学に通う大学生という設定です。)






ーーー


〈side:jiwoong〉




重めのレポート課題がようやく終わり、開放感に包まれた徹夜明け。

今日は俺の家で宅飲みしようと誘うと、ジョンウは二つ返事で了承した。


「おっじゃましまーす」


途中のスーパーで食材を買いこみ、築15年のアパートへ。

部屋に上がりこむなり、ジョンウはシンク横の勝手知ったる冷蔵庫を開けて、酒を詰めていく。

何度も来すぎて、もはや戸棚の中身やストック品の残量など、俺より完璧に把握しているくらいだ。

そのままふたりで手分けして、テキパキと料理を作る。

1DKの部屋にふたりで胡座をかき、
ジョンウの作った鍋と俺の作った小皿をつまみながら、ビールやら焼酎やらを開けまくった。






そうして、たつこと数時間。




「んん、ジウ〜〜ン……」



案の定というか、ジョンウはへべれけになっていた。

俺の家で飲む時、3回に1回くらいはこの状態になる。
まあ、翌日にはコロッと忘れているのだが。


ふらつきながらも焼酎に伸ばそうとしている手を、つかんで止める。


「ジョンウ、ちょっと飲み過ぎじゃない?
そんなに強くないんだから、もうやめとけ」

「んぅ……」


さすがに明日に響くだろうと注意すると、ジョンウは不服そうに口を尖らせた。


「やだ、もっと飲む」

「だめ。そうやってこの前も飲みすぎて、翌朝あたま痛くなっただろ?」

「………」


むすっとしたジョンウはしかし、次の瞬間には俺の顔を見てフフッと吹き出した。

酔っ払い特有の脈絡のなさだな、と思いながら、「なに?」と聞いてみる。



「や〜、なんかヒョンてさ、

めっちゃポッポうまそうだよなって思って」




は? ポッポ?




本当に脈絡ないなと思いつつ、目で先を促す。


「そ、なんかすっごい濃厚なのしそうじゃない?」


そーゆーカオしてる!と勝手に決めつけられ、どういう顔だよ、と苦笑する。

何がそんなに面白いのか、ジョンウは口元に手をやりながらまたくっくっと肩を振るわせた。


「あ、でも意外と下手だったりして。

だってヒョン、ほんとはすっごい天然だし、抜けてるとこあるじゃん」


なんもないとこでずっこけるし! とケラケラ笑うジョンウは可愛くて、何を言われても笑って許してしまいたくなる。


とはいえ、俺にだって多少プライドはある。

キスが下手なんじゃないかと言われたままでは、なんとなく悔しいわけで。

揶揄われっぱなしもなんだし、ちょっと仕返ししてやるか。




「ふーん。

…じゃあ、試してみる?」



ニヤリと笑って、ジョンウの顎に手を伸ばす。


「へ、?」


ぽかんとしているその小憎らしい唇に、ちゅっと口づけた。


そのまま、あわく開いた唇の隙間から、舌を差し入れる。


「……ッ! じ、ぅんッ、」


ジョンウは驚いて逃げようとするが、後頭部を手で支えてそれを阻む。

そのままゆっくり上顎を舌でなぞると、ジョンウの肩がびくりと震えた。


「!?……ふ、あ……ッ」


ちゅく、ちゅ、とわざと音を立てて
何度も角度を変えて唇を合わせてやる。

ジョンウの身体はそのたびにピクッ、ピクッと細かく反応した。


その敏感さが可愛くて、キスしながらするりと首の後ろを撫でると
「…ッ! …っやぁ、…」と声を漏らす。


いや、というくせに舌はもっと深く絡ませてくるのだから、とんだ天邪鬼だ。


可愛い反応を返すジョンウに煽られて、
つい我を忘れてキスに夢中になってしまった。




気がつくと、ジョンウの頬はすっかり上気し、息も絶え絶えになっていた。


「…っ、ジョンウや、ごめん!」


これ以上はまずい、ととっさに身体を離す。

ちょっと仕返ししてやろうと思っただけだったのに、
いつの間にか没頭してしまっていた。

そろそろやめないと、俺の方もやばい。



そう思ったのに──次の瞬間、俺の首はぐい、とジョンウに引き寄せられた。


驚いている俺を、ジョンウがうるんだ瞳で、切なげに見上げる。

その奥に灯る明確な熱に、ドクン、と心臓が脈打つ。





「──ゃだ、もっと……

…お願い。ジウン」




舌足らずにそう囁かれた瞬間、
俺の理性の糸はあっけなくぷつん、と切れた。


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