ーとある島の東のボロアパートー
数日後
佐伯イッテツは、宇佐美リトから渡された
調理器具や食材やらをじっと見る
宇佐美リトは佐伯イッテツの家に行った時のことを
思い出す
そして佐伯イッテツの頭を軽くポンっと手を当てる
佐伯イッテツはそう言いながら
宇佐美リトの手を払い除ける
佐伯イッテツは爆笑してる宇佐美リトを怪奇そう見る
バタンッ
宇佐美リトはそう言うと、家から出て行った
そんな扱いされるような奴じゃないよ
佐伯イッテツは部屋の辺りを見渡す
ーとある島の西の忍者村ー
何日か経って、市民たちの騒動も収まった報告が届き、
伊波ライ、赤城ウェンは元の敷地に帰る許可が降りた
伊波ライは叢雲カゲツに手を振る
赤城ウェンはイタズラ気に叢雲カゲツをからかう
伊波ライは星導ショウをじっと見る
伊波ライはずっと黙り込んでる叢雲カゲツに気づく
ポンっ
伊波ライは叢雲カゲツの頭に優しく手を乗せる
ーとある島の西の秘密組織ー
緋八マナは片隅で何か考え事をしていた
緋八マナは無理矢理笑う
緋八マナの手元には酒の空き缶があった
緋八マナは小柳ロウを見ずにずっと遠くを見ている
緋八マナは小柳ロウの言葉を遮り、見え透くように言う
緋八マナは小柳ロウをじっと見る
小柳ロウは呆れて頭を搔く
小柳ロウは緋八マナを誰も使っていないソファで
そっと起こさないように横にさせた
"もっと素直になってもええんやで?"
俺はお前らに、素を露わにする資格は無い、今でも
何かに見られてる気がして どこか落ち着かない
"そいつ"は どうして俺を見ているか分からない
"そいつ"を知ろうとすればするほど
利き手の震えが止まらない
今でも 微かに手に違和感を無意識に伝わらせてくる
手を 、 握れば握るほど かんかくを想像させるように
まるで、 俺が "あの時"みたいに あいつを
この手で "殺"めて
小柳ロウは顔をゆっくりと歪ませる
ドンッ!
そして、緋八マナがいる部屋を出て、
思いっきり震えていた右手を壁に押し当てた
唇を強く噛み締める
アンケート
小説 何文字がいい?
1000~2000文字
4%
2000~3000文字
16%
3000~4000文字以上
80%
投票数: 81票












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!