おかしい。身体が何かおかしい。
身を捩りたくなるような違和感が強くなっていく。
さっき舐めた飴のせい…?
そう考えている間に、体の違和感は
何か変、という範疇を超えて火照り始めていた。
思わず息が荒くなり、自身のおでこを触ろうとすると
身体がびくんと跳ねて絶頂しかけた。
なんだこれは。まるで全身が性感帯になったような。
そんなことを考えている間にも
その感度は増すばかりで
まともに座ることも出来なくなっていた。
異変を感じ始めてすぐに路地裏に逃げ込んだが、
早くこれを止めなければ人が来てしまう。
しかしほんの少し動くだけで果ててしまいそう。
まずい、後ろに人が…っ。
でも全身に力が入らない。
振り返ろうとしても衣擦れでまたもや絶頂しそう。
そう言うと彼はこちらに伸ばしてきていた手を止めた。
手を振り払おうとして衣服が肌に当たり、
それだけで視界がチカチカするような快感に襲われた。
強引に私の肩に手を置いて引っ張ってくる。
勢いで後ろを振り返ると、
彼は私の首筋に冷たい手を置いた。
欲を言えばどんな手を使ってでも早く楽にしてほしい。
それでもこんな得体の知れない男性に
身を預けるのはどうかしている。
私は…。
そう言うと彼は私のの頬を掴んで
食らいつくようなキスをした。
私が舐めた飴は確かに媚薬だった。
しかしなぜ彼がその事を知っている?
企むような不気味な笑顔で私を見つめる。
気づいた瞬間の恐怖感と絶望、嫌悪感は
半端ではなかった。
そんなことも気にしていられないくらい
どちゅ、ずちゅと強く突いて来て頭が回らない。
泡を吹きそうなくらい苦しい。
呆れたように溜息をつき、余裕そうに私を見る彼。
今何の話をしているのか、
もうそれすらも考える余裕がなくなっていた。
正直もう上も下も分からなかった。
そして彼が「さて…」と小さく呟くと
ピストンが早まり
たちまち何度目かも分からぬ絶頂に達した。
不確かなものが流れてくる感覚に
さらに空イキを繰り返した。
そう言うと彼はその薄暗い路地を抜けていった。
私の足元に置かれた
お菓子と思われる袋を徐に手に取ると、
紛れもない私が食した媚薬の飴。
雨の包み紙をひとつ開け、口に放り込む。
歪んでくる視覚に思わず口角が上がった。
Fin
昨日2本投稿するとか言ったけどさすがに無理でしたほんますいませんでした。
実を言うと1話に
3時間くらいかけてるんですよね…。
というか話が迷走し始めてて訳分からん状態です…。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!