田中「そぉぉぉらぁぁぁぁ!!!」
ドガガ!
凄いパワーで蛍のブロックをふっ飛ばす田中さん。
田中「シャァァァ!シャラァァァァ!!」
そして奇声を発しながら脱いだ服をぶん回してる。
あなた『まだ一点だし…なんで脱ぐの、、』
清水「ふふっ、ごめんねあなたちゃん。慣れてね」
あなた『……はい』
影山・日向 月島・山口
2 1
影山「日向!」
日向「おおっ」
ドワッ!!!
清水「?!」
あなた『………』
やっぱりよく飛ぶこと…
でも、それだけだから。
バチッ
簡単に、蛍のブロック抜けると思わないでよね。
月島「それであとほ〜〜んの30cm身長があれば、スーパースターだったかもね。」
日向「も、もう一本!」
果敢に攻めるチビっ子。でも何本打っても結果は同じ。ずっと蛍のブロックに捕まっている。
田中さんは何本か決めている。…まぁ先輩だし
月島「ほらほら、ブロックにかかりっぱなしだよ?」
「“王様のトス”やればいいじゃん。敵を置き去りにするトス!ついでに仲間も置き去りにするヤツね」
影山「…るせぇよ、」
ここで山口サーブ。
あ、ミスった…蛍も舌打ちしちゃって相当苛ついてるじゃん。
影山「早い攻撃なんか使わなくても、勝ってやるよ」
日向「いけ!殺人サーブ!!」
殺人サーブなんて物騒な。
まぁ王様のサーブが強烈なのは知ってるし、驚きはしないけど
澤村さん、取った。
……まぁ先輩だし
それを繋いで蛍のトスからの山口のスパイク。
点をゲット
田中「大地さんの武器は攻撃よりあの安定したレシーブだ」
「守備力ハンパねぇぞ」
澤村「何点か稼げると思ったか?」
「2年間、お前らより長く身体に刷り込んできたレシーブだ」
「簡単に崩せると思うなよ」
月島「ホラ王様!そろそろ本気出したほうがいいんじゃない?」
日向「なんなんだお前!昨日から突っかかりやがって!!王様のトスってなんだ!!!」
月島「君、影山がなんで“王様”って呼ばれてるか知らないの?」
日向「こいつがなんかすげぇ上手いから…他校のやつがビビってそう呼んだとかじゃないの?」
月島「そう思ってるやつも結構いると思うけどね」
月島「噂じゃ“コート上の王様”って異名、北川第一の奴らがつけたらしいじゃん」
「王様のチームメイトがさ」
意味は…自己チューな王様 横暴な独裁者
月島「噂だけは聞いたことあったけど“あの”試合見て納得いったよ」
「横暴が行き過ぎてあの決勝、ベンチにさげられてたもんね」
田中「!」
みんな「…………」
月島「速攻使わないのもあの決勝のせいでビビってるとか?」
田中「…てめぇさっきからうるっせんだよ」
澤村「田中。」
田中「………」
影山「あぁそうだ。トスを上げた先に誰も居ないっつうのは心底怖えよ」
日向「えっ、でもソレ中学の話でしょ?」
「おれにはちゃんとトス上がるから別に関係ない」
日向「それより!どうやってお前をぶち抜くかだけが問題だ!」
あなた『まじで、、ズレてるね』
田中「プッ」
澤村「ハハ」
月島「……そういういかにも“純粋で真っ直ぐ”みたいな感じ、イラッとする」
月島「気合で身長差は埋まらない」
「努力で全部なんとかなると思ったら大間違いなんだよ」
ほんとに、そう。
努力なんて、したところで完璧じゃない。
必ず報われるわけでもない。
ときにはどうにもならない壁があるんだから












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。