あなたside
平然を装って勢いで飛び出してきたけど、、
『……どうしよう』
考えなしに出てきた私は馬鹿だった。
『ってかここどこよ………呆』
もうやだ…。
ブリッツ「…お前客か?」
『……はい?』
どなたですか?
ブリッツ「は?お前、ここが何処だか分かってねぇのか?」
『…存じ上げませんね』
ブリッツ「ここはIMP。俺の会社だ。」
『社長さん!?』
ブリッツ「そうだよ💢」
『あの…私"ハズビンホテル"って場所から来て…』
ブリッツ「あぁ!あのバカげたプロジェクト!」
ブリッツ「マジで笑えるよなーw」
おいおい…。
ブリッツ「で?お前も頭お花畑ちゃんってわけ?」
『いや、私はあれに賛成してないし…』
『ただ、寝泊まりする場所がないから。』
『私、墜ちてきたばっかりなのよね。』
ブリッツ「あー、、、そういう感じね」
『私はあなたよ。貴方は?』
ブリッツ「ブリッツだ。oは黙字だからな???」
『ブリッツォ?』
ブリッツ「黙字だっつってんだろ!!💢」
『ごめんて笑』
ブリッツ「ったく…どいつもこいつも…💢」
『何の会社なの?』
ブリッツ「人殺し。」
『ブフォッ……!』
今なんて???
『…なんですって?』
ブリッツ「人殺しだっつーの!」
ブリッツ「地上の人間共殺すんだよ。」
ブリッツ「復讐のお手伝いさ。」
『…復讐ねぇ』
これは使えるかもしれない。
『…私さ。』
『天使に謎に好かれててさ。』
ブリッツ「うわぁ……災難だな…」
『うん。そうなんだよ。』
『だから何とかして嫌われようと思ってんだけどさ…』
『私の為に、一肌脱いでくれないかしら?』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!