あったかい…さっきとは大違い。
3時間もあんな寒いとこにいたなんて…それ寝てんじゃなくて気絶してたんじゃね?なーんて。
そんな事言ったらまた怒られるわ。
ん…美味しいなぁ
あっという間に無くなりそう。
や、まぁ、作るにしても近くに誰かいて欲しいけどね
料理できる人が言う『大したことない』は信用出来ないから。
え、あれ…???その話てっきり終わったのかと……
びっくりしてスープ引っかかったんだけど
涼太が俺の背中を撫でてくれている。
さっき俺に怒ったとは思えないぐらい優しい。
てか、涼太に撫でられてるわ俺…嬉し……
じゃなくて!!
しんど…今のでめっちゃ疲れたわ……
本当に、咄嗟に考えたんだな〜ってのが丸分かり。
なんだ『ちょっと頭回ん無くて』って
もう少しマシな言い訳あるだろ。
ん〜〜…間違ってはない。
だって…
涼太にハグされて、あんな事言われてさ。
絶対顔真っ赤になるもん。バレたくなかったんだもん…
本当は今だって…少し緊張してるってのに…//
涼太の手が俺の額に当てられた
ちょっ…またそうやってすぐ……!
まぁ、あながち間違ってはない。
スープは温かいし、むしろ少し熱い。
そのお陰でさっきの寒さを忘れるぐらい温かい。
…それにしても美味しかったな。
料理を誰かに作ってあげるのってどんな感じなんだろ。
楽しいのかな。人に食べてもらえてどのくらい嬉しいのかな。
…まぁ、そんな事考えたって俺がそんな思いする事は一生無いんだろうけど。
…俺に笑顔を見せてくれるのは無意識なのか?
それとも………なんだ?
…そんな事考えても仕方ないか。
いいや、スープでも飲んで……
ズキッ…
まただ…
また涼太の表情が暗くなった…
…結局なんだったんだろ。
涼太があんな事…
…まぁ、何かあったらまた聞けばいいか。
また…家行けるといいな。
それで、涼太のご飯もまた……
dt side
昔から怪我も体調不良も我慢して…
幼稚園の頃はちゃんと教えてくれたのに…
…まぁ、流石に大人になってあんなに大泣きする事は無いだろうけど…
心配だなぁ…
…なんで抱きついたんだ俺
翔太に変に思われるだろ。
…バレたらどうするんだよ
翔太の好きな人、どんな人だろう…
優しいのかな。きっと素敵な人なんだろうな…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。