____________あの後、
私は隙を見計らって有明りんかい基地へ戻り
爆風によって飛ばされてきた諸々と砂埃に塗れた体のままげんげんの部屋に入り(しかも窓から)
そしたら目の前に机に突っ伏したげんげんがいて
ってこれ小◯構文では???
あかんあかん、すぐにネットミームに走る癖どーにかせな、((
あれ、なんか地雷?
いきなりすくっ、と立ち上がってげんげんがこっちへ歩いてきて、
前髪で伺えない表情が不穏で
少し緊張感が高まる。
でも、杞憂だったかもしれない。
にゃは、
と、悪戯げに笑ってみる。
ふいっ、とそっぽを向くげんげんにまた同じような笑い方をした。
でも、心の中は違っていて
私に向けられる『大切』は
いつだって怪獣討伐に視点を当てたもので。
私という存在ただ一つを、
それほど『大切 』に思ってくれている人にはきっと
今までに出会ったことがない。
だから思う。
この人の『大切』も、私ではなく私の才能に向けられたものなんじゃないかって。
心から人の想いを受け取ることができない自分に嫌悪感を抱くこともしばしば。
こういうの最近多いねん、アホ。
泣くな。
必要としてもらえとるだけで....十分幸せやろ?
がちゃ、














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。