皆に見えない ソレ は 、
気がつくと 私のすぐそばにいた
目の見えない私にとって
呪霊は 家の人間よりも
ずっと 、分かりやすい存在だった
私には
“ 人には見えない 何かが視える “
皮肉にも それに気づくのには
そう 、時間はかからなかった
こくこくと首を縦に振る
言葉を耳にしたことはあった
そして 、それを止められるからこそ
余計に気になって仕方ない
… 浮かれすぎた 、だろうか
﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏
迷惑をかけては意味がない
今度は 、素直に甘えることにした
⟡.·
カサカサと包み紙の音が鳴る
食欲をそそられる匂いの中
カプっとバーガーにかぶりつく
これが 、私の知らない世界の一部 …
食い意地貼ったヤツと思われた ?
けど 、今はそんなこと気にならないくらい
口いっぱいに広がる
美味しさに夢中になってしまう
ふいに 、すぐ側で声が聞こえた
_______ あぁ 、またか
知らない味は 楽しいと思うのに
知らない好意は 面倒くさくて仕方ない
大丈夫か 大丈夫ではないか
そんなもの考えるのはとうにやめた
天与呪縛 : 寵愛
対象は術師・非術師・呪霊問わず
接触経験 、対象の精神力により
影響力が異なってくる
𝐍𝐞𝐱𝐭 ❯❯❯❯


つなこさん ゆなちゃん 今回もありがとう 𓂃𓂂ꕤ*.゚












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!