美楽Side
トモヤ君とボク、ジンペイ君達と話していると、
隣のクラスの女の子、姫川フブキさん、
雷堂メラ先輩がこの部室に集まって来た。
この短期間でかなり仲良くなったと思う。
ボク達がYSPクラブの部室で、
皆と自己紹介したり、ワイワイしていると………。
部室のドアを、やや乱暴に開けて誰かが入って来た。
右目を前髪で隠している人だった。
しかも、顔が整いすぎている!
(つまり、イケメン!!)
絶対君モテるよね!?
てか今この人、ボク達を庶民諸君って言った?!
前世で熱中してたゲーム、“狼ゲーム”に出てくる
新村コウ君に雰囲気似てるっ!!
なんというか、他者をあまり信用していない感じとか?
や、やばい! もっとちゃんとしないと!!
この学園、生徒会長は学園長に継ぐ
権力を持っているとか何とか言ってた!!
何とか、ボク達が作った、クラブは守らないとっ!!
霧隠先輩は雷堂先輩に近づいた。
雷堂先輩は体を起こし、霧隠先輩に向き直る。
学園マフィア。
不良の集まり的な? なんか、そういうイメージがある。
そして、学園長先生からも話は聞いた。
なんでも、裏勢力とかなんとか言ってた気がする。
権力が効かないとかって話もしてたような………。
だからかな………?
不良って、頭に浮かんだのって………。
確かに、それはあり得るけど…………、
なんで繋がりたいんだ?
雷堂先輩のこの反応、やっぱり繋がりあるんだ!
なんか、余計に話がややこしくなってる気がする。
トモヤ君は、落ち着いてくれた。
物乞いしないといけないほど、
先輩はお金に困っているのか!!
だから、マフィアとも繋がっていたのかもしれない。
弱みに付け入れられたとか??
その対価に色々、嫌なことさせられたのかもしれない。
トモヤ君はその話を聞いて何処かに電話し始めた。
一体、何処に電話しているのだろうか。
なんと彼は、学園長先生に電話をかけているではないか。
一体、何の用で………?!
会長はボクを少し睨んだが、ボクは無視した。
そういうのと同時に、
霧隠先輩は一枚の紙をボク達に見せてきた。
ボク達は霧隠先輩から紙を受け取り、
その、内容を良く見てみる。
それは間違いなく、ボク達のクラブへの廃部届けだった。
ジンペイ君はガサゴソと棚を漁り始めた。
そして、一枚の紙を取ると、その内容を読んだ。
結果、ボク達と内容は同じだった。
奴ら………………。
もしかして、霧隠先輩も何かされたの………?
恨みの籠もった声でそう言うトモヤ君。
これは、半分キレてる時の、トモヤ君だ………。
トモヤ君は、また心配そうな顔でこちらを見た。
本当に君は心配症だね………。
ボクは魔法を解いた。
髪の毛先が触手化した。
ボクは魔法をかけ直し、
もう一度、元の髪に戻した。
ボクはコクリと頷く。
彼の言う通り、魔力の核は、
魔女にとって、大事な場所だ。
なんだい、その聞き間違い………。
前から面白い間違いするなとは思ってたけども………。
それも結構魔力を消費するが、
大したことではない………。
そう、複数の異なる魔法を同時に使うことができない。
同じ魔法なら、他人に使うことは出来るが………………。
それでも魔力の消費が、馬鹿にならない。
うん、どちらもメインだけど………、
奴らへの復讐のついで感が凄い………。
まぁ、核が治れば勝機はかなり上がるから、
そこは絶対譲れないってのはわかるけど………………。
By:作者(いや、彼が言っているのは、
恐らく、そういうことではないと思うぞ?)
*長くなるんで、次回に回します!













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!