第15話

第一章 四話
72
2025/12/14 16:00 更新
美楽(みら)Side


トモヤ君とボク、ジンペイ君達と話していると、
隣のクラスの女の子、姫川フブキさん、
雷堂メラ先輩がこの部室に集まって来た。



この短期間でかなり仲良くなったと思う。



ボク達がYSPクラブの部室で、
皆と自己紹介したり、ワイワイしていると………。
???
やぁ、庶民諸君!
部室のドアを、やや乱暴に開けて誰かが入って来た。


右目を前髪で隠している人だった。


しかも、顔が整いすぎている!
(つまり、イケメン!!)


絶対君モテるよね!?



てか今この人、ボク達を庶民諸君って言った?!



前世で熱中してたゲーム、“狼ゲーム”に出てくる
新村コウ君に雰囲気似てるっ!!


なんというか、他者をあまり信用していない感じとか?
コウ君
ヘックション!!
コウ君
誰か俺の噂してるのか?
???
ん? 君達は見ない顔だな
今日転校してきた者達か?
美楽(みら)
は、はい!
ボクは海月ミラです!
トモヤ君
トモヤ君
僕は藍沢トモヤです!
???
私はこの学園の生徒会長
霧隠ラントだ!
二人
せ、生徒会長!!?
や、やばい! もっとちゃんとしないと!!


この学園、生徒会長は学園長に継ぐ
権力を持っているとか何とか言ってた!!



何とか、ボク達が作った、クラブは守らないとっ!!
ラント君
今日は、そこで寝そべっている
雷堂メラ、君に用事がある
美楽(みら)
雷堂先輩に?
霧隠先輩は雷堂先輩に近づいた。
メラ君
俺になんの用っすか?
雷堂先輩は体を起こし、霧隠先輩に向き直る。
ラント君
君は以前、学園マフィアと
繋がりを持っていたようだな?
メラ君
………………それがなんすか?
学園マフィア。


不良の集まり的な? なんか、そういうイメージがある。



そして、学園長先生からも話は聞いた。



なんでも、裏勢力とかなんとか言ってた気がする。




権力が効かないとかって話もしてたような………。




だからかな………?




不良って、頭に浮かんだのって………。
ラント君
繋がっていたなら、マフィアのボスとも
知り合いなんじゃないか?
確かに、それはあり得るけど…………、
なんで繋がりたいんだ?
メラ君
た、確かに知り合いだが…………
ラント君
学園マフィアのボスと
会って話したい
メラ君
!!
雷堂先輩のこの反応、やっぱり繋がりあるんだ!
美楽(みら)
え! 雷堂先輩、
そんな人と知り合いなんですか?!
メラ君
っ! 今はもう、関わりたくもねぇよ!
美楽(みら)
あ、なんか、すいません………
トモヤ君
トモヤ君
ちょっと!?
ミラちゃんに怒鳴らないでくれる?
トモヤ君
トモヤ君
いくら、先輩でも許さいよ!
なんか、余計に話がややこしくなってる気がする。
美楽(みら)
トモヤ君、心配してくれるのは
嬉しいけど、今は抑えて?
トモヤ君
トモヤ君
う、ごめんね………
トモヤ君は、落ち着いてくれた。
コマ君
メラ君はもう、組織から
足を洗ったんです!
ジンペイ君
そうだ! メラはもう
百円で働くやつじゃないぞ!
美楽(みら)
え?
メラ君
おい! 俺はどんな貧乏キャラだよ!
物乞いしないといけないほど、
先輩はお金に困っているのか!!



だから、マフィアとも繋がっていたのかもしれない。



弱みに付け入れられたとか??



その対価に色々、嫌なことさせられたのかもしれない。
美楽(みら)
ら、雷堂先輩………、
そんなに苦労していたんだね(´Д⊂グスン
メラ君
い、いや………、だから………っ!
トモヤ君
トモヤ君
(プルプルプル
トモヤ君はその話を聞いて何処かに電話し始めた。



一体、何処に電話しているのだろうか。
トモヤ君
トモヤ君
あ、学園長先生?
その場の皆
学園長!?/学園長先生!?
なんと彼は、学園長先生に電話をかけているではないか。


一体、何の用で………?!
トモヤ君
トモヤ君
少しお話があるのですが…………
実はですね、雷堂先輩の学費、
奨学金にしてくれますか?
メラ君
は、はぁ!?
トモヤ君
トモヤ君
はい、はい、はい………
トモヤ君
トモヤ君
お金は本人と僕………
美楽(みら)
あ、ボクも奨学金手伝う!
メラ君
お、お前………!!
トモヤ君
トモヤ君
ミラちゃんも追加で………
ジンペイ君
待て! それでメラの学費が、
チャラになるなら俺も手伝うぜ!!
トモヤ君
トモヤ君
わかった!
ラント君
私も手伝おう!
メラ君
会長もかっ!!
トモヤ君
トモヤ君
あ、すいません、ジンペイ君と
霧隠先輩も追加で五人でお支払いします!
トモヤ君
トモヤ君
はい、はい、よろしくお願いします!
トモヤ君
トモヤ君
(ピ
メラ君
い、いいのか、お前ら………
二人
うん!
ジンペイ君
なんとかするって、約束したしな!
ラント君
カリを作れば
頼み事を聞いてくれそうだからな
美楽(みら)
わー、下心ありすぎ………
会長はボクを少し睨んだが、ボクは無視した。
メラ君
あ、い、いや………
だ、だからそこまでじゃぁ………
ラント君
それで、会わせてはくれないか?
コンタクトを取りたいのだが………?
そういうのと同時に、
霧隠先輩は一枚の紙をボク達に見せてきた。
美楽(みら)
そ、それってっ!
は、廃部届け!?
美楽(みら)
な、なんで!!
ラント君
そう言えば、君達二人も
クラブを作ったそうだな………
ラント君
これは君達のクラブの
廃部届けだ、ついでに持ってきた
二人
えぇ〜〜!!!
ボク達は霧隠先輩から紙を受け取り、
その、内容を良く見てみる。


それは間違いなく、ボク達のクラブへの廃部届けだった。
トモヤ君
トモヤ君
な、なんで!! ボク達は昨日
学園長先生に部活を作って貰って、
今日が初めての部活なのにっ!!
美楽(みら)
こんなの絶対、可笑しいよ!!
ラント君
寺刃ジンペイ、君達のところにも
来たんじゃないか?
ジンペイ君
あー、そう言えばなんか来てたような…………
ジンペイ君はガサゴソと棚を漁り始めた。


そして、一枚の紙を取ると、その内容を読んだ。


結果、ボク達と内容は同じだった。
その場の皆
えぇー!!
美楽(みら)
う、嘘!! じ、ジンペイ君の
とこにも来てるなんて………っ!
ジンペイ君
絶対、可笑しい!!
ラント君
だから、学園マフィアに
協力をお願いしたい!
トモヤ君
トモヤ君
どうしてそこで、学園マフィアが
出てくるんですか?
ラント君
奴らに対抗するためだ!
二人
!?
奴ら………………。


もしかして、霧隠先輩も何かされたの………?
ジンペイ君
ん? 奴ら?
コマ君
奴らって、なんですか?
美楽(みら)
異星人………
ラント君
!!
トモヤ君
トモヤ君
僕と、彼女の………、敵だよ………
恨みの籠もった声でそう言うトモヤ君。


これは、半分キレてる時の、トモヤ君だ………。
ラント君
それは、どういうことだ?!
美楽(みら)
まぁ、見てもらった方が
説得力はあるよね?
トモヤ君
トモヤ君
………
トモヤ君は、また心配そうな顔でこちらを見た。


本当に君は心配症だね………。



ボクは魔法を解いた。



髪の毛先が触手化した。
その場の皆
え!?
ラント君
そ、その触手は!?
美楽(みら)
これは、奴らに体を弄られた代償
今まで、魔法で隠していたけどね………
ボクは魔法をかけ直し、
もう一度、元の髪に戻した。
トモヤ君
トモヤ君
彼女は魔女と祓い屋の家系なんです
だから、魔法が使えるんです
ラント君
な、なるほど………
コマ君
体を、弄られて………
ジンペイ君
じゃぁ、その髪と目の色もか!
その場の皆
え?
(ジンペイ、トモヤ、美楽以外)
ボクはコクリと頷く。
美楽(みら)
それだけじゃない………、
ボクは奴らに両親を殺された
その場の皆
え!!(トモヤ、美楽以外)
ラント君
(私と同じ!)
美楽(みら)
その後の記憶はないけれど………、
恐らく奴らに反撃した………、
その証拠に、魔力の核が壊れかけている
その場の皆
魔力の核?
トモヤ君
トモヤ君
彼女の魔力の源、
魔力の心臓のようなもの
彼の言う通り、魔力の核は、
魔女にとって、大事な場所だ。
ジンペイ君
魔性の新郎?
美楽(みら)
じ、ジンペイ君………💧
なんだい、その聞き間違い………。


前から面白い間違いするなとは思ってたけども………。
マタロウ君
魔力の心臓だから!!
コマ君
ジンペイ君、大事な話し
してるんだからボケないの!
ラント君
ふむ、心臓というくらいだから
大事な所なのだろう?
トモヤ君
トモヤ君
そう、それが壊れかけているんだ……
今は少しずつ治っていっているが…………
完全に戻ることはないらしい………
フブキちゃん
そ、そんな………
美楽(みら)
魔女にとって大事な所を壊されたんでね、
魔法が自由に使えなくなったんだ………
美楽(みら)
今、できる事は
触手を隠す程度くらい………
それも結構魔力を消費するが、
大したことではない………。
美楽(みら)
流石に、触手を隠しながら、
髪色や目の色を変える魔法を
同時に使うことができない………
そう、複数の異なる魔法を同時に使うことができない。


同じ魔法なら、他人に使うことは出来るが………………。



それでも魔力の消費が、馬鹿にならない。
美楽(みら)
魔力が殆どすっからかんだからね………
今だって、魔力が漏れ出ているんだ………
美楽(みら)
わかりやすく例えるなら、そうだね………
大怪我して大量に血が流れて、数日経って
傷は塞がったけど、少しだけ血が
流れて出ていて………、
それが止まらないって状態に近いかな………?
その場の皆
え!?
コマ君
それって、放って置いたら、
死んじゃうんじゃ?!
ジンペイ君
そんな!! 折角また会えたのにっ!!
ラント君
(むふ、寺刃と海月さんは
知り合いだったのか………)
トモヤ君
トモヤ君
僕達は彼女の核を治す為、
奴らに復讐する為に此処に来たんだ
うん、どちらもメインだけど………、
奴らへの復讐のついで感が凄い………。

まぁ、核が治れば勝機はかなり上がるから、
そこは絶対譲れないってのはわかるけど………………。



By:作者(いや、彼が言っているのは、
恐らく、そういうことではないと思うぞ?)




*長くなるんで、次回に回します!

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