第8話

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2025/04/19 13:14 更新


佐野 万次郎
 俺 … 怖いんだ … .
あなた
 怖い …?
佐野 万次郎
 こういうこと する度に
俺が … 自分自身が
消えちまいそうで … .
佐野 万次郎
 けど … 失いたくないモンは
側に 居てほしいんだ … .
あなた
 うん ,
佐野 万次郎
 俺 … 昔っから こんな我儘でさ .
よく ダチ困らせてたんだ .
あなた
 うん ,
佐野 万次郎
 ダチは … 巻き込みたくないって
すぐ … 手放せた … 突き放せた …
それなのにっ …
佐野 万次郎
 あなたの下の名前のことは 手放せない …
佐野 万次郎
 そんな俺が … 1番怖ぇ …
あなた
 … うん … .


  万次郎さんは 私に抱き着き ,
  ベッドへと 連れ込まれ ,
  他にも 色々なことを 話してくれた .

  お兄さんが友達に殺されてしまったこと .
  友達が ナイフで刺されてしまったこと .
  命は助かったけど , 辛くて怖かったこと .
  先程の子とは 別の友達が
  死んでしまったこと .
  妹さんが 殺されてしまったこと .
  もう1人のお兄さんが
  妹さんを殺した人によって
  殺されてしまったこと .
  1つ年下の幼馴染が その子のお兄さんを
  庇って 死んでしまったこと .

  万次郎さんの周りで , 沢山の人が
  亡くなってしまっている .
  辛いとか , 悲しいとかの言葉で
  抑えられるようなレベルじゃない .
佐野 万次郎
 あなたの下の名前は … 死んでほしくない …
佐野 万次郎
 俺が … 守ってたい 
あなた
 … そっか …

  震えている 万次郎さんが どこか ,
  子守りを必要としているかの様に ,
  安心感を求めるかの様に 見えたので ,
  私は 不意に右手で万次郎さんの
  頭を ぽん 、ぽん 、と
  左手は 放置したままで .
佐野 万次郎
 んん ……
あなた
 ……?

  疲れてしまったのか ,
  万次郎さんは いつの間にか眠っていた .
作者
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 大親友の 小説です .
世界観・雰囲気 共に
中毒性のある
作品となっております .
作者
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