万次郎さんは 私に抱き着き ,
ベッドへと 連れ込まれ ,
他にも 色々なことを 話してくれた .
お兄さんが友達に殺されてしまったこと .
友達が ナイフで刺されてしまったこと .
命は助かったけど , 辛くて怖かったこと .
先程の子とは 別の友達が
死んでしまったこと .
妹さんが 殺されてしまったこと .
もう1人のお兄さんが
妹さんを殺した人によって
殺されてしまったこと .
1つ年下の幼馴染が その子のお兄さんを
庇って 死んでしまったこと .
万次郎さんの周りで , 沢山の人が
亡くなってしまっている .
辛いとか , 悲しいとかの言葉で
抑えられるようなレベルじゃない .
震えている 万次郎さんが どこか ,
子守りを必要としているかの様に ,
安心感を求めるかの様に 見えたので ,
私は 不意に右手で万次郎さんの
頭を ぽん 、ぽん 、と
左手は 放置したままで .
疲れてしまったのか ,
万次郎さんは いつの間にか眠っていた .
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。