第23話

22
485
2026/01/09 02:43 更新





なにか大声で怒鳴っていたが


よくわからず無視していると、怒りが爆発したのか







代表的な暴言を吐いたあと、ゴミ箱を蹴り、図書室を去った






ゴミ箱を蹴ったせいでゴミが散乱したため、片付けていると彼女も手伝ってくれた





あなた
あ、ありがとうございます


ナヨン
いや…ダイジョウブ
ナヨン
あー…というかこっちこそごめんというか、ありがとうというか…


あなた


ナヨン
苦手だったんだ、あの人






突然肩を抱かれた




ソウイウ合図だって分かったから、そいつの後を追っただけ








同意なんて必要なくて

確認も要らなくて

相手の赴くがままに。








いつもそうして生きてきた 愛を知るために。





ナヨン
私だって人間
誰でもいいってわけじゃない






それでも断らなかったのは自分の意思だ





あなた
当たり前を忘れることって、結構辛いんですよ


あなた
他の当たり前を生きている人からしてみれば、自分は異端者ってわけでしょ?
あなた
でもそれに気づかず、当たり前を生きている人を異端者だって思い込んで


あなた
すれ違いが起こっちゃうんですよ






困っちゃいますよねぇ







と笑う彼女を綺麗だと思った








思わず、綺麗だと言いそうに……いや、少し声に出ていたかもしれない







もしかしたら、この子こそが私の求めていたものかもしれない、と本能が訴える





ナヨン
あなたの、なまえは…

あなた
わたし?
あなた
あなたの名字 あなたの下の名前です






彼女の名前を頭の中で何度も復唱した



プリ小説オーディオドラマ