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設定|RUIとあなたの下の名前はカレカノ関係
設定いろいろいじってます。嫌われ集のくせに書いてると嫌われ要素ほぼ無くなりました。すみません。
唐突に告げられた。
RUIから「うるさい」なんて言葉を言われたのは初めてだった。
RUIに否定されたことも怒られたこともない…。
だからとてもショックを受けた。
そう言って私に背を向けて去っていく。
一度も振り返ることもなく。そのまま姿を消した。
あれから2年。
私は何回も連絡を取ろうと試みた。
「ねぇ」
「会おうよ」
「私の気持ちは?」
「私別れたくない」
「私のこと嫌いになった?」
最初の内は既読スルー。
だんだん未読スルーになり私も諦めていた。
そして私がたまたまY〇uTubeのショートを見ていると…
「~~~♪」
聞き覚えのある歌声。
思わず飛ばしかけた手を止める。
前よりさらにイケメンになった…RUIだった。
チャンネル名はBMSG…。
聞いたことがあるような…無いような?
取り敢えずそのチャンネルの動画を見漁る。
彼は私と別れた2年前からオーディションに参加していた。
すぐさまRUIにLINEを送る。
「ねぇなんで何も言ってくれなかったの…?」
2年ぶりの既読が付いた。
RUI「ごめん」
RUI「話したいことあるんだけど会えないかな…?」
私はすぐさま返信。
「もちろん」
そして次の週末に東京で会うことにした。
待ち合わせ10分前。
既にRUIが居た。
あの時よりも随分身長が伸びていた。
無言の時間が続く。
心の整理が追い付かず黙り込んでしまう。
RUIはそんな私を見て諦めたのか、一瞬私と目を合わせ、ゆっくりとまたあの時のように私に背を向けて歩き出そうとした。
私はRUIの手首を掴んだ。
RUIは立ち止まり振り返る。
2年も待ったんだよ。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!