( すみません。体育祭とステインの所、飛ばします )
ステインが捕まってから一週間後くらい。
オレンジ色に染まった空の下。
死柄木弔は緑谷出久の写真を眺めている
弔が答える前に、バーのドアが開いて義爛が入ってくる。
彼がそう言い終える前に、せっかちな弔は返事をしてしまう。
義爛は「相変わらずだな」と言わんばかりに笑うと、彼らをバーの中に入れる。
バラバラに響く足音が、私たちの方へ近づいてくる
と、ここでツギハギの男が喋り出す
多分「その女」とは私のことだ。
仕方なく名乗ってやろうとすると、金髪の女の子が喋り出す
高い声で喋るその女の子は、制服を着ていた。
多分…高校生くらいだろう。
しばらくすると、弔が喋り出す
ガキは女の子のことで、礼儀知らずはツギハギの人のことだろうと、そこにいる誰もが察しただろう。
そんな空気で、黒霧が弔を説得させようと口を開く
まぁ、義爛が紹介するなら戦力もそこそこなんだろうな。
この子はよく分からない。ステインになりたいのはまだ分かるけど、ステインを殺したい?
言ってることが矛盾してないか?
まだ名前が分からないその男は呟いた
まぁ、初対面なんだから信用できないのも仕方がないこと。もちろん私だってこの二人をまだ信用していない。
もちろん、ヴィランなんだから偽名を使うのは当然。荼毘という偽名からして、炎系の個性なのか?
そう考えていると、また荼毘が口を開く
おっと。これは駄目だ。
今まで変に口を出さなかった私だが、流石に止めないと駄目な気がした。
そう言って弔が殴りかかると、二人も戦闘体制に。
黒霧が止めようとするが、私がやる。と合図をだし、個性「シャドウハンド」を使い三人の動きを止める
珍しく弔が私を睨んできたが、そんなことどうでもいい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。