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それは突然の出来事だった。
今年46歳となる俺が1人の新聞記者が俺を訪ねて現れた。
新聞記者は『大村』と名乗る。
なぜ大村が俺を訪ねてきたかわからない。
大村は慣れた手つきでコーヒーをミルクと一緒にかき混ぜる。
俺は緊張し目の前にあるコーヒーを手を出そうとしなかった。
数年間俺を探していたことがわからない。
なぜ新聞記者が俺なんか探していたか。
大村が言ったあの事件。
俺は大村の言葉にはっと気づいた。
なぜ大村が田舎の農業で働ている俺を探していた理由.....
○○劇団 連続変死事件.....
それは俺が二十代前半に入っていた劇団。
そしてあの事件を関わった唯一の生き残りの1人.....
今俺の中は音が消え視界がぼやけだす。
だが唯一大村だけはぼやけず綺麗に保っている。
大村は俺を探していた理由をわかり額から冷や汗が出だす。
そして忘れていた二十代の記憶を呼び戻してくる。
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劇団で起きた変死事件.....
同期・後輩・最愛の幼馴染が死んでいたあの日々。
生き残った俺はマスコミや世間の目を気にし事件を知らない遠い所へ転々と暮らしていた。
長った俺の逃亡はやっと終わりを迎え静かに暮らし事件を忘れかけた瞬間。
新聞記者の大村が現れた。
あの事件を思いだしたくもない俺になんでこの男はあの事件をしがみつくんだ。
全て失った俺のこと何にもわかってないのに.....
だが......
いつまでもあの事件を引きずってもいかない。
真相を話、皆が安らぐはずだ。
今でも聞こえる俺の好きな人の声が..........
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!