真面目な顔で話し出す君。
え?
確かに私は万次郎に殺されかけた。
でもだからといって
殺したいなんて思わない
万次郎は精神的に弱っていたとしても
梵天の首領だ。
名前だけでも役立つ部分は多いし
最強と謳われただけあって強さは圧巻だ。
……
たしかに私の命だけを考えるとそうなる。
でも、2人の部下たちは
2人の絆は
思いは
どうなってしまうんだろう。
私の命か
梵天の未来か
ここで未来を選んだところで
幸せが待っているなんて限らない。
助けてよ。
黙って見てないで
私の事
助けて
次の日私は鶴蝶へ会いに行った
イザナから話されたこと全てを打ち明けて
これからについて相談をした。
泣きながら崩れる私、
今までのものが全て壊れていく、
意識が朦朧とする。
気がついた時、私は
見覚えのあるタトゥーの男の
胸の中にいた。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。