真面目な顔で話し出す君。
え?
確かに私は万次郎に殺されかけた。
でもだからといって
殺したいなんて思わない
万次郎は精神的に弱っていたとしても
梵天の首領だ。
名前だけでも役立つ部分は多いし
最強と謳われただけあって強さは圧巻だ。
……
たしかに私の命だけを考えるとそうなる。
でも、2人の部下たちは
2人の絆は
思いは
どうなってしまうんだろう。
私の命か
梵天の未来か
ここで未来を選んだところで
幸せが待っているなんて限らない。
助けてよ。
黙って見てないで
私の事
助けて
次の日私は鶴蝶へ会いに行った
イザナから話されたこと全てを打ち明けて
これからについて相談をした。
泣きながら崩れる私、
今までのものが全て壊れていく、
意識が朦朧とする。
気がついた時、私は
見覚えのあるタトゥーの男の
胸の中にいた。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!