第5話

5話4番過去編(少し長いです!)
20
2024/05/12 13:34
僕は生まれた時から単眼だった
医者によると、どうやら単眼から両眼にするのは、今の技術では出来ないらしい
だけど家族はそれでも愛してくれた
それで浮かれていたんだ
4歳になった頃、僕は幼稚園に行くことになった
楽しみだったんだ、初めての友達が出来るって
未葉香 四次
未葉香 四次
お姉ちゃん!行こ!
未葉香 二菜
未葉香 二菜
うん!
未葉香 四次
未葉香 四次
ママ!早く行こ!
ママ
はいはい、急がないの
ママ
ここが幼稚園よ
未葉香 四次
未葉香 四次
わ〜!
ママ
では先生、よろしくお願いします
先生
はい、分かりました
ママ
ママは後で迎えに来るからね
未葉香 二菜
未葉香 二菜
うん、ママまた後でね!
未葉香 四次
未葉香 四次
またね〜!
先生
じゃあ二菜ちゃん、四次くん、お部屋に行って友達と遊んでてね
はーい(2×4)
部屋に行った時僕は初めて家族以外の子供と会ったんだ
だけど僕が部屋に入った時、色んな子が泣き出した
モブ女
うわぁぁぁぁぁぁん!
未葉香 四次
未葉香 四次
え…?え?皆?
その時はまだ、自分のせいだって知らなかった
先生
どうしたの?!
その声でさっきとは違う先生がやってきた
モブ女
ヒッグ…あの子…
そう言って僕を指差した
先生と他の子達は顔を青くし、こっちを化け物を見るかのように見ていた
未葉香 四次
未葉香 四次
な、なに?…どうしたの?
未葉香 四次
未葉香 四次
おねえちゃん!
未葉香 二菜
未葉香 二菜
お姉ちゃんは顔を俯いたまま苦しそうな顔をして地面を見ていた
未葉香 四次
未葉香 四次
おねぇちゃん?…
未葉香 四次
未葉香 四次
ね、ねぇ!みんな!
モブ男
こっちに来んな!化け物!
未葉香 四次
未葉香 四次
え…
その言葉が、他の子供達に向けられた最初の言葉だった
先生
どうしたの?!
「あ、さっきのひと…」
先生
…さん…この子……が……
先生
そう…分かったわ、取りあえず別の部屋に移動させるわね
先生
お願いします…
部屋に着いた時には、僕の手に水が乗っていた
先生
大丈夫だよ、先生は四次くんの味方だからね…
未葉香 四次
未葉香 四次
…ぜんせい!
僕はたった一言なのに上手く言えなかった
その後親に事情を話して幼稚園は個別の部屋になった
先生や家族からも辞めることを進められたが、どうしても諦められなかった
何を諦められなかったのかは未だに分かっていない
そして6歳になり学校が始まった
小1になる頃には幼稚園の事など忘れ、全力で楽しむつもりだった
だけど、悪夢は終わらなかった
僕は初日からいじめに合った
未葉香 四次
未葉香 四次
痛い!辞めてよ!
モブ男
お前みたいな化け物!いる意味無いんだよ!
「まただ、また化け物って言われた」
その時の僕はまた家族に助けを求めるつもりでいた
だが、現実はそう甘くは無かった
モブ男
お前、他の人に言ったらお前のお姉ちゃんもいじめるぞ!
その言葉で、僕の逃げ道は塞がれた
どうやらそいつには兄がいたらしく姉と同学年、同じクラスでいつでも虐められるそうだ
そのことを恐れた僕は我慢した
ずっとずっと誰にも言わず、「一人」で耐えていた
そして僕が小3になった頃
未葉香 二菜
未葉香 二菜
え…?四次…?
姉にその現場を見られた
その時、僕の頭の中は「お姉ちゃんが虐められる」でいっぱいだった
未葉香 二菜
未葉香 二菜
何…してるの?
姉は忘れ物をしたそうで放課後の学校に来ていたそうだ
モブ男
あ、お前こいつの姉だな?見られた以上お前も虐めるからな!
その言葉が耳を通った時、お姉ちゃんは僕の前に居て、守る姿勢で立っていた
未葉香 二菜
未葉香 二菜
いいわ、その代わり私の弟を虐めから開放して
未葉香 四次
未葉香 四次
お、お姉ちゃん?!
モブ男
…いいだろう、その条件を受けてやる
そこから家に帰り、親に事情を話した
「姉がいじめられる事」以外を
それ以外の記憶は覚えていない
ただその事件を期にして僕は不登校になり
「姉との距離がぐんと開いた」
以上になります!長いのでここまで見てくれてありがとうございました!
恐れながら…アンケートに答えて頂けると幸いです!

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なんかの過去を背負ってるメンバーの過去編も出す?
1番お願い!
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2番お願い!(4番の続きみたいなのがあります)
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3番お願い!(1番とそんなに変わらないかも)
29%
いや要らないね〜
0%
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5番と6番は今後展開が合ったら出すかもです!
それではここまで見てくれてありがとうございます!

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