前の話
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俺はゲームできる場所を探して校内をぐるぐるしてた。
今年は早く桜が咲いててキレイだなーとか呑気に考えながら校舎同士の渡り廊下を歩いていたら、、、。
確かに今桜の奥から人影が見えた気がした。
教室や体育館から離れていて木があるためほとんど見えなくなっているところにちょうどベンチがある。
中庭と呼ぶにはとても粗末な場所だった。でも俺には
とても魅力的に見えた。
いそいそとゲームの準備をしていたら画面が暗くなってしまった。
そこに映ったのは桜の木に張り付いた色白な腕だった。
こういうのは見えないふりをしたほうがいい。そうだ。無視無視無視無視、、、
びっくりしてゲーム機を落としそうになってしまった。
なんとか無事、、、。というか、、、。
今のは完璧人間の声で間違いない。
自分以外誰もいないことを確認したはずなのに、、、、、、!?ゲーム機は見られたのだろうか、、、、、!?
などなどたくさん考えているうちにもう一度話しかけられてしまった。
トントンッ
軽く肩を叩かれ、またもや驚いた。
今思えば俺、、、、、何話してるの、、、!?
やらかした。呪われる。そうじゃないとしても絶対なんか頼まれちゃう、、、。
ほら来た!俺になんか頼み事するんだよきっと、、、っ!
あれ?、、、、、ゲーム?
これがこの人との初めまして。
本当にびっくりした。
なんなら殺されるんじゃないかと思った。(ホラーゲームになんか手を出したせいだ。絶対。)
初めましての後の話は、次の蕾が花開く頃に、、、。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!