第7話

陸ノ怪
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2026/01/16 08:16 更新





  ガ────ン、ガ────ン、








  そう音割れ、ノイズの走った鐘が頭に響く



  気がつけば一茶は【開かずの間】の扉の前に引き
  込まれていてあの時と同じように扉の隙間から光
  が溢れでていた






  キィ…、キィ…、






  またその音が聞こえてきた





  それと同時に冷や汗が一気に広がる





  キィ…キィ…






  絶え間なくそれは聞こえてくる








  一茶は無意識に震える体をなんとか動かしながら
  扉に手をかけた



 




  その時、すぅと一茶に影がかかった








  ピシッと硬直する体

  心臓がバクバクと鳴っていた

御門一茶/ie
ッ!?

 
 
 
  一茶は肩を叩かれ、思わず急いで振り返った







  そこにはあの肌の爛れた看護婦ではなく洸星が立
  っていた。

黄川洸星/mt
あっごめんね、驚かせるつもりはなかった
黄川洸星/mt
入らないの?
早く入らないとアイツらが来るよ〜
御門一茶/ie
あ、あぁすみません…


  アイツらは怪異たちのことだろう


  一茶は先程の感覚を思い出し、急いで扉を開いた

先生/mm
おや、こんばんは


  前回と同じく笑顔で出迎える先生


  相も変わらず何処か人間離れした風貌だ

先生/mm
これで揃いましたね
黄川洸星/mt
えー、洸星が最後だったの?
先生/mm
そうですよ、早く座ってください
黄川洸星/mt
はいはい…




  皆着席し、あたりは静寂に包まれる



  一茶が座った机には、新しいようでどこか古びた
  冊子が置かれていた




  先生はふわりと教卓まで移動する




  そして教卓の後ろに立つと先生はふっと息を吐
  き、皆に向き直った




先生/mm
今日から、皆様には本格的に活動してもらいます
先生/mm
基本的に活動は見廻りと記録の二つです




  先生は黒板にカツカツと文字を書き出してゆく







  園を見廻る

  
  異常があれば観察する


  異常の元となる怪異を見つける

  
  怪異を観察し、弱点を見つける




先生/mm
とまぁ、このような手順ですね

間波凪/up
質問


  静かに凪が手を挙げた

間波凪/up
異常ってのはどう判断すればいいの?

先生/mm
いい質問ですね
先生/mm
異常とは小さなことから現実で起こり得ないこと等を指します
先生/mm
例えば前回から物の配置が変わってる、
上から血が垂れてきている、とか
先生/mm
大体の異常は小さなことから段々大きくなって怪異になります

先生/mm
しかし怪異は本質や弱点を発見されると存在が薄くなっていき消滅します
先生/mm
その怪異の消滅が
最終的な見廻りの目標です
先生/mm
そしてお配りした冊子が記録用紙ですね
先生/mm
これで異常、怪異を観察してください



先生/mm
ご理解頂けたでしょうか?


  凪は小さく頷き視線が強いまま座った



  周りを見ると洸星と瑠夏は慣れたように、凪は読
  めぬ表情で、椎名と怜楽が青白い顔で下を向いて
  いた




先生/mm
では、早速見廻りに向かってください
先生/mm
一人で行くもよし、数人で行ってもよし
先生/mm
初日から動くモノもいますのでくれぐれもお気をつけて


  先生がそういうと誰も触っていないのに扉が開い
  た

  

  真っ黒な階段が顔を覗かせる

黄川洸星/mt
行こっか








  
  これが地獄の始まりだった







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