第5話

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2025/01/08 05:15 更新





「 … であるからして 、

斜辺の長さは 4√17 に … 」




ちら 、 と例の転校生の方を見る 。

彼女はぼんやり窓の外を眺めていた 。

授業に全く関心がないんだな 、 なんて呆れながら
俺もペンをくるくると回して遊んでいた 。




「 転校初日からいい度胸ね … !

春井あなた ! この問題を解いてみなさい ! 」




先生がバン 、 と大きな音を立てて黒板を叩く 。

眠りこけていた生徒らもその音で顔を上げた 。

別に問題を示すだけなら
アソコまでする必要は無いと思うんだけどな 。




『 6√2+4 』




「 くっ … 正解よ … 」




窓の外を見たまま答えた彼女に先生が
悔しそうに顔をしかめる 。

一応話は聞いてたんだろうけどさ 。

ノールックで答えるとは 。




「 じゃ 、 じゃあここの問題を黒羽快斗 ! 」




快斗「 えっ俺 ? 」




ちゃんと俺授業聞いていたのに 。

不意打ちの巻き込まれに思わずま抜けた声が出る 。

そんな俺の様子を見てクラスメイトが笑った 。




快斗「 くっそ … 。 」




はぁ 、 とため息をついた 。

例の転校生は相変わらず素っ気ない 。




快斗「 3√11-2 。 」




「 正解よ … 」




先生のコレはデフォルト 。

いつもこんな感じで負けては項垂れてる 。




だけどあの転校生 、 何者なんだ ?

俺は心の中で首を傾げた 。


彼女は俺の考えなど露知らずあくびをひとつしていた 。

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