朝
(チュンチュン♪)
高橋『んっ………………あれ?』
俺、いつの間に寝たんやろ?
高橋『……あぁ、そうやったわ。』
昨日のことを思い出した。
俺はあのあと泣きつかれて寝てしまったみたいやわ。
高橋『絶対目赤いやろうな……。』
高橋『顔洗ったら大丈夫やろうな』
(トコトコトコ)
(キュッ、ジャーーーッ!バシャバシャ!)
(キュッキュッ!)
高橋『はぁ〜』
どうしたら、メンバーのこと忘れられるんやろうな。
みんなと会えんのは辛いに決まってるやん。
高橋『そろそろ仕事に行かんとあかんな(笑)』
俺は辞めたあと仕事を探して、美容院に仕事が決まったんよ。
そろそろ行かなあかんな(笑)
高橋『服装よし♪髪型よし♪荷物よし♪家の鍵よし♪うん!完璧やな(笑)』
高橋『行ってきます。』
美容院
高橋『おはようございます!』
??『おぉ〜!恭平!!おはよう♪』
高橋『おはようございます(笑)夏樹さん!』
夏樹『さん付けせんでええって言ったやん(笑)』
高橋『いや(笑)そんなことできないっすよ(笑)』
夏樹『恭平は真面目やな(笑)』
高橋『そんなことないっすよ(笑)』
この人は先輩の夏樹つばささん。
俺が初めて入ったときに指導してくれた先輩やねん(笑)
ほんま優しい人や♪
この人は俺がなにわ男子のメンバーやってことは知っとるねん。
もちろん!ここのオーナーさんも知ってるで!
やけど、俺のことを普通の人のように接してくれてんねん!
めっちゃええ人達やろ?(笑)
夏樹『よし!そろそろ準備するか!』
高橋『はい!!』
そろそろ開店の準備せなあかんから後でな♪
まさか、メンバーと再開するなんて思わんかった……。
開店
あれからたくさんお客様の接客をした。
(カランカラン)
高橋『いらっしゃいませ!』
女性『こんにちは♪カットをお願いしたいですけど…。』
高橋『カットですね!こちらにどうぞ!』
女性『あ、ありがとうございます/////』
女性のお客様を席に案内する。
高橋『どこまでカットしますか?』
女性『ショートでお願いします!』
高橋『ショートですね!分かりました!』
(数分後)
高橋『こんな感じでいかがですか?』
女性『ありがとうございます!!すっごくいいです!』
高橋『良かったです♪お会計はあちらです。』
女性『はい!』
(カランカラン🔔)
??『こんにちは♪カットと髪染めしてほしいですけど……。』
高橋『いらっしゃいまs………えっ………。』
??『えっ…………恭平?っ!!恭平やんな!』
高橋『っ〜〜〜!!!』
??『なぁ、なんで急に居なくなったん?なんで何にも言ってくれんかったん?』
高橋『…………………………………』
なんでなん………なんでこんな所で会ってしまうんよ…。
メンバーだけには絶対に会いたくなかったんに。
俺…なんて答えればええ?今話したら、余計なことまで言いそうで怖いんよ……。
最低でほんまにごめんな………っ。
夏樹『お客様!恭平が困ってるのでやめていただけないでしょうか!それと、周りのお客様にも迷惑ですので。』
??『あっ……すいませんっ。』
夏樹『恭平、今日はもう帰って大丈夫やで!』
高橋『夏樹さん…っ!ありがとうございます!それじゃあお先に失礼します!!』
俺は道具を夏樹さんに渡して、夏樹さんは俺のカバンを渡してくれた。
夏樹『気をつけて帰れや〜(笑)』
高橋『はい!(笑)それじゃあ!』
夏樹『おん!お疲れさん♪』
夏樹さんに挨拶をして店を後にした。
??『恭平!』
後ろから声を掛けられたけど、なんも聞いてないことにしたんや。
ごめんな、ホンマにごめん!
今は…メンバー誰にも会いたくないんよ、辛いんよ、苦しいんよ……誰一人悲しませたくないんよっ。
弱い俺でごめんなっ。
いつか…みんなにほんまのこと話せるとええな。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。