第6話

3.なによりも欲しい「モノ?」
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2026/02/03 10:00 更新



ルイ
ルイ
僕なんかじゃっ…!? 到底務められませんよ…!!



ルイ
ルイ
側近のメイドさんが先程居たじゃないですか!




まぁ、その反応をするのは妥当だろう。











…俺が今考えたからな。



だから、先程のメイドも知らない。



父上も、誰も知らない。



正直、どうかしてると思う。



今日初めて出会った人、しかも元奴隷相手にこんなことを言っているのだから。



アキト
アキト
ん? あいつか?



アキト
アキト
勝手に父上に付けられているだけだ。俺が求めていたわけではない。



アキト
アキト
ルイに関しては、俺が求めているからな。



ルイ
ルイ
…ッでも…!



アキト
アキト
…はぁ…



ルイ
ルイ
…ビクッ




…怯えさせる気はなかったのだが。



嫌ならいいのだが、その代わり…


アキト
アキト
…今後、父上の元で何されるかわからないぞ?



ルイ
ルイ
…えッ?




俺の父上は、この国の王だ。



俺でも逆らうことはできないのだから、元奴隷のルイはもっと酷い扱いをされるのは目に見えて分かる。


ルイ
ルイ
…わ、わかりました…



ルイ
ルイ
ですが… 期待はされない方が…



アキト
アキト
…別に、無理に仕事をしろと言っている訳では無い。



アキト
アキト
傍で寄り添ってくれれば、それで良い。



ルイ
ルイ
…はい。わかりま、した。



ルイ
ルイ
アキト様に…



ルイ
ルイ
従わせていただきます…!




…何かが俺の中で蠢いた気がした。



何が変なのかは何も解らない。だが、何かが変だ。



…駄目だな、疲れてしまっているのかもしれない。



今日はゆっくりと休息を取らせて貰おう。


アキト
アキト
嗚呼、そんなに堅苦しくなくても良いのだがな。






(コンコン)


アキト×ルイ
…?



アキトの専属メイド
失礼します



アキトの専属メイド
お風呂と夕飯の準備ができました。どちらから先にいたしますか?


アキト
アキト
あー…



アキト
アキト
夕飯で良い。この部屋に持ってきてくれ。



アキトの専属メイド
…? はい。承知いたしました。



アキトの専属メイド
すぐにお持ちいたしますね。失礼しました。






ルイ
ルイ
…この部屋に来る時に、食堂のような場所がありましたが…



ルイ
ルイ
そこは使わないのですね。



アキト
アキト
いや…



アキト
アキト
ルイと一緒に食べたいから、だ。 ニコッ



ルイ
ルイ
…ほんとうですかッ?



ルイ
ルイ
嬉しい…ですッ!




ルイは自分の感情に正直すぎるな…



こちらが苦労しそうだ。



だが、自分の選んだ側近だ。俺が見ていなくてどうする…?



…何時もの堅苦しい雰囲気よりも幾分と楽だ。こちらのほうが良い。



そして、ルイとの交流を本心から楽しんでしまっている自分も、いる。



良いのだろうか、俺がこんなに楽しんでしまって。



きっと、許されないであろう。



でも、少しだけ。



今を、楽しめれば…

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