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第4話

8
2025/07/30 11:00 更新
 
 タクシーに揺られながら 、 体感的には大体 、 40分くらい ?
ようやく 、 と言うのが正しいのか 、車窓からは青々とした綺麗な海が見える 。
シャオロンくんはというと 、 陽気に負けてしまったのか 、 隣で小さく寝息を立てながら夢の世界に居る 、 … 私の手を握りながら 。
私の手を握る力は … さほど強くは無い 、 私自身が振り払おうと思えば容易く離せるようなそんな力加減 、 遊ばれているのか 、 単に無意識なのか 、 どちらにせよ離しはしないけれど …
でも 、 ただただ恥ずかしい 、 視線がこちらに向いていないとしても 、 人前なのだから 、 その程度を恥ずる乙女心は私にだってある 。
 「 随分仲がいいんですね ? 青春だなぁ … 」
 人前であることを初々しくも恥じていれば 、 ちらりとこちらを見たのか 、 半笑いで 、 けれどシャオロンくんを起こさないようにと配慮された小さめの声で 、 そう私宛てに言葉をかけるタクシーの運転手 。
突然の会話をなんと返すのがいいのか 、 なんて事は私には分からなくて 、 「 そう 、 見えますか ? ありがとうございます 。 」 と 、 少しばかり冷たく見えてしまうような言葉しか出てこなかったのを 、 少しだけ後悔したけれど 、 運転手はあまり気にしていないのか 「 あと10分程で着きますから 、 もう少ししたら彼氏さんを起こしてあげてもいいかもですね 。 」 とまるで揶揄うように呟いた 。
 
 
sho
 ふぁ … 
 少し眠たげにシャオロンくんが欠伸をした後にぐい ー っと体を伸ばす 。
変な体勢で寝ていたものだから 、 肩を痛めてしまったのかもしれないな … なんて呑気に思いながら支払いが済んだ財布を鞄に仕舞う
あなた
 結構 、 風強いね 。 
sho
 せやね 、 身体冷やさないように気を付けろよ ~ ? 
あなた
 もし冷えちゃっても
シャオロンくんが暖めてくれるでしょ !
sho
 それはまぁ 、 … 喜んで 
sho
 つか 、 タクシー代いくら ? 
あなた
 5000円くらいかな 、 払わなくていいよ 。 
あなた
 それとも 、 シャオロンくんは
彼女の優しさを素直に
受け取れない ?
sho
 恋人の前ではカッコつけたいんです ~  
sho
 そういう男心 、 分かってねぇよな 
あなた
 私は女だもん 、 分かんないよ 
あなた
 それより ! 
こんな時間かけてまで
海来たんだから 、 なにかしようよ !
sho
 ん 〜 、 じゃあ 、 勝負しようぜ 
sho
 大きい貝殻 、 見つけた方が勝ち 
あなた
 負けないよ 
sho
 いつも俺に負けっぱなしの癖によく言うわ 
あなた
  ! ? ~  
 .

.

.
 無計画な割に 、 お互い疲れる果てるくらいはしゃいで 、 気が付いたら日が落ちた 、 帰りはタクシーが捕まらなくて電車で 、 車両内は結構空いていて 、 隣にシャオロンくんが居る安心感と疲労感で私は眠りに落ちてしまった 。
sho
 おやすみ 、 あなた 。 
 

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