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第1話

夏だ!海だ!怪談だ!
75
2026/04/24 18:06 更新
ムアラニ
ムアラニ
みんな!
ムアラニ
ムアラニ
夏だから怪談しよう!
イファ
イファ
解散!
オロルン
オロルン
僕は野菜の世話がある…
ムアラニ
ムアラニ
えー!しようよ怪談!
マーヴィカ
マーヴィカ
最近は暑いしな!
シロネン
シロネン
マーヴィカがキィニチに避けられてて笑った
キィニチ
キィニチ
炎神様の髪の毛は暑いんだ
キィニチ
キィニチ
この夏は近づかれたくない
マーヴィカ
マーヴィカ
(´・ω・`)ショボンヌ
ムアラニ
ムアラニ
良いからしようよ!
シトラリ
シトラリ
ねぇ、通知がウルサイんだけド
イアンサ
イアンサ
同感だトレーニング中だと気が散る
ヴァレサ
ヴァレサ
怪談かぁ
私怖い話はちょっと…
カチーナ
カチーナ
私も苦手だなぁ
ムアラニ
ムアラニ
じゃあ怖い人たち家においでよ!
ムアラニ
ムアラニ
みんな集まったら怖く無いでしょ?
カチーナ
カチーナ
うん…分かった
カチーナ
カチーナ
お母さんと一緒に行くね!
ヴァレサ
ヴァレサ
私もすぐ行く!
オロルン
オロルン
じゃあ僕はキィニチの家に行く
イファ
イファ
じゃあ俺もキィニチの家に行く
キィニチ
キィニチ
なぜ俺の家なんだ…
キィニチ
キィニチ
俺の家は森の中で人も居ないぞ
キィニチ
キィニチ
大体怖く無いようにしたいなら集落にあるイファの家の方がいいだろう
オロルン
オロルン
イファの家までキィニチが来てくれるならイファの家にしよう
キィニチ
キィニチ
だからなぜ俺なんだ
オロルン
オロルン
強いから
イファ
イファ
幽霊にも素手で行きそうだから
チャスカ
チャスカ
キィニチのイメージはどうなっているんだ…
ムアラニ
ムアラニ
もうみんなうちの家着いちゃったよ〜!
キィニチ
キィニチ
はぁ…すぐ行く
オロルン
オロルン
よしゃ
イファ
イファ
オロルンはもう着いてるからキィニチが来るまで少しだけ待ってくれ
マーヴィカ
マーヴィカ
ムアラニの所には誰が来ているんだ?
ムアラニ
ムアラニ
カチーナちゃんとヴァレサちゃんと私だけです!
シトラリ
シトラリ
まっタクみんな怪談バナしなんテ信じてるノ?
オロルン
オロルン
キィニチも着いたよ!
チャスカ
チャスカ
じゃあ始めるか
シロネン
シロネン
さっさと話そ
ムアラニ
ムアラニ
お題は無いから好きに話して!
最近起こった事でも都市伝説でも何でも!
ムアラニ
ムアラニ
でも普通に話すのもあれだからみんなが怖いって思った話が勝ちにしよう!
イアンサ
イアンサ
勝ったら何かあるのか?
ムアラニ
ムアラニ
うーんじゃあ勝ったら何でも買ってあげるよ!
ヴァレサ
ヴァレサ
よ,よーし頑張ろー!
ムアラニ
ムアラニ
じゃあ私から話していい?!
ムアラニ
ムアラニ
私はねー3日前くらいに外で遊んでたんだー!
ムアラニ
ムアラニ
そしたらいつの間にか夜になってて
イファ
イファ
ちゃんと暗くなる前に帰った方がいいぞ
キィニチ
キィニチ
暗い中俺を外出させたお前が言うか?
マーヴィカ
マーヴィカ
ムアラニは成人してるがキィニチは未成年だぞ?
オロルン
オロルン
ごめんキィニチ…
シロネン
シロネン
良いから話続けよ
ムアラニ
ムアラニ
暗くなったから早く帰ろーって思ってたの
ムアラニ
ムアラニ
そしたら戦争で亡くなった人の墓地の近くを通ったの
チャスカ
チャスカ
墓地か…定番だな
ヴァレサ
ヴァレサ
それでそれで?
ムアラニ
ムアラニ
それで何だか石を削っているような音が聞こえたの
カチーナ
カチーナ
ヒィ…!
ムアラニ
ムアラニ
その墓地に背の高い男の人が居たの
ムアラニ
ムアラニ
少し古めの懸木の民の服を着てた
キィニチ
キィニチ
古めの服を着ている奴なんて俺が知っている奴でもそう居ないぞ
オロルン
オロルン
まさか本当に幽霊か?
シトラリ
シトラリ
そんなワケないデショきっと別のナニカよ
ムアラニ
ムアラニ
私気になっちゃって近づいてみたの
イアンサ
イアンサ
どうして命の危険もあるかもしれないのに近づくんだ…
イファ
イファ
イアンサも何があるか分からない所の突っ込んで行くだろ?
イアンサ
イアンサ
そこら辺の敵なら良いが幽霊に物理攻撃は流石に無理だろ
マーヴィカ
マーヴィカ
とりあえずムアラニ続けてくれ
ムアラニ
ムアラニ
はい!
ムアラニ
ムアラニ
それでそれでよーくその人を見てみたの!
ムアラニ
ムアラニ
そしたら足元にあった枝がパキッって折れて気づかれちゃったんだ
シロネン
シロネン
え、それ大丈夫なの?
ムアラニ
ムアラニ
何があったか今から話すよ!
ムアラニ
ムアラニ
それで振り返ってきたの!
ムアラニ
ムアラニ
でも見てる余裕無くて一目散に逃げた
ムアラニ
ムアラニ
でもすぐ肩を掴まれたんだ!
チャスカ
チャスカ
それで…どうしたんだ?
ムアラニ
ムアラニ
振り返るとそこには…
ムアラニ
ムアラニ
大きな石を持ったリックさんが居たの!
シトラリ
シトラリ
リックはまた夜に出歩いているノ?
ムアラニ
ムアラニ
えっ!?よくある事なの?
マーヴィカ
マーヴィカ
割とそこら辺でぶらぶらしてるぞ
ヴァレサ
ヴァレサ
とにかく幽霊じゃ無くて良かった〜
オロルン
オロルン
じゃあ今度は僕が話そう
オロルン
オロルン
体験した事でも都市伝説でも無くて夢なんだ
マーヴィカ
マーヴィカ
夢も体験の内ではないか?
カチーナ
カチーナ
わ、私もそう思う
オロルン
オロルン
そうか?じゃあ続きだ
オロルン
オロルン
僕は夢の中でイファとキィニチと知らない子供達と遊んでたんだ
イファ
イファ
この前も同じ夢見てなかったか?
オロルン
オロルン
いや、今回は少し違うんだ
オロルン
オロルン
突然キィニチが大剣を振り回し始めて追いかけて来たんだ!
キィニチ
キィニチ
夢の中の俺は頭がおかしいのか?
シトラリ
シトラリ
マァ夢ってナンデモありだしネ
ムアラニ
ムアラニ
それで?
オロルン
オロルン
最初にキィニチの近くに居た子供が殺されたんだ
オロルン
オロルン
その後も次々とキィニチに追いつかれた子供が殺される
オロルン
オロルン
最後にイファと僕だけ残った
イアンサ
イアンサ
だいぶ残酷な夢だな
オロルン
オロルン
そしてイファも死んでしまう
オロルン
オロルン
残ってしまった僕は隠れてやり過ごそうとした
オロルン
オロルン
でも見つかってしまったんだ
オロルン
オロルン
そしてもはや人ですらない影のような異形のナニかに僕は捕まってしまった
オロルン
オロルン
そして僕の首に刃を当てられて…
オロルン
オロルン
と言う所で目が覚めた
チャスカ
チャスカ
だいぶ酷い悪夢だな
シトラリ
シトラリ
今度夢見が良くなるお香でもあげるワ
ムアラニ
ムアラニ
じゃあ私も今度瑞稀連れて来る!
オロルン
オロルン
ありがとうばあちゃん、ムアラニ
キィニチ
キィニチ
じゃあ今度は俺だ
チャスカ
チャスカ
キィニチはどんな話だろうか
キィニチ
キィニチ
そんなに期待はするな
キィニチ
キィニチ
まず俺が戦争が終わった後、遺体の身元調査の仕事をして居たのは知っているか?
シロネン
シロネン
うんマーヴィカから聞いた
ヴァレサ
ヴァレサ
私は聞いて無いな〜
キィニチ
キィニチ
まぁ身元調査をしている時だった
キィニチ
キィニチ
集落より少し離れた所に3人家族が住んでいた家があったんだ
キィニチ
キィニチ
俺はそこを調べに行った
キィニチ
キィニチ
中には三人の遺体
キィニチ
キィニチ
残念ながらクローゼットに隠れようとして居たと見られる子供すら亡くなっていた
ムアラニ
ムアラニ
それは悲しいね…
キィニチ
キィニチ
俺は次々と部屋の中を探り始めた
キィニチ
キィニチ
その時ある部屋に入った
キィニチ
キィニチ
母親だと見られる人が亡くなっていた部屋だ
キィニチ
キィニチ
その部屋だけは何故か辺りよりも温度が低く不気味な場所だった
キィニチ
キィニチ
俺は母親の遺体を片付けようと触れる直前
キィニチ
キィニチ
『俺の妻に触れるな』
キィニチ
キィニチ
と低い声で耳元に言われた
ヴァレサ
ヴァレサ
ひぇ…
チャスカ
チャスカ
それは中々…
シロネン
シロネン
ゾッとするね
マーヴィカ
マーヴィカ
そのまま調査は続けたのか?
キィニチ
キィニチ
いえ、流石に驚いて一度離れました
オロルン
オロルン
結局遺体はどうしたんだ?
キィニチ
キィニチ
首を絞められている様な苦しさはあったが何とか回収した
シトラリ
シトラリ
後で、家に来て、診てあげるかラ
カチーナ
カチーナ
怖い…
ムアラニ
ムアラニ
もう結構遅い時間になっちゃったね
キィニチ
キィニチ
まだ3人しか話せて無いが
シロネン
シロネン
最後うちが話すね
シロネン
シロネン
ウチはいつも通りに依頼を受けて武器を作ろうとしてたの
シロネン
シロネン
そんで材料無くなっちゃってさ
シロネン
シロネン
欲しいものあったし自分で取りに行ってたの
シロネン
シロネン
材料集めに夢中になってたら夜で暗い中歩いてたんだけど
シロネン
シロネン
後ろから足音が聞こえて来るの
オロルン
オロルン
それは…中々怖いな
シロネン
シロネン
後ろ振り返っても誰も居ないし隠れられる場所もない
シロネン
シロネン
でもうちが歩き始めるとまた足音がする
シロネン
シロネン
しかもこだまの子に近づくにつれて足音が早くなるの
ムアラニ
ムアラニ
うわぁ…
シロネン
シロネン
こだまこ子まであとちょっとって時に急に走っている様な音になったの
シロネン
シロネン
うちは驚いて必死に家に向かった
シロネン
シロネン
家に入って鍵閉めて
シロネン
シロネン
一安心って時に
シロネン
シロネン
ドンドンドンと強くドアを叩く音がした
ヴァレサ
ヴァレサ
ひぃ〜
シロネン
シロネン
でも耳を塞いだら何も聞こえなくてそんで安心して寝落ちたみたいで朝になった
シロネン
シロネン
でも話を色んなやつに聞いてもそんな人いなかったんだって
ムアラニ
ムアラニ
すごい怖い!
イアンサ
イアンサ
優勝候補だな
シトラリ
シトラリ
ミョウね今度調べさせてくれなイ?
シロネン
シロネン
ありがとう
キィニチ
キィニチ
あ、ムアラニ一つ聞きたいことがあるんだ
ムアラニ
ムアラニ
なーに?
キィニチ
キィニチ
ムアラニの話は3日前の事だよな?
ムアラニ
ムアラニ
うん、そうだよ!
キィニチ
キィニチ
それは何時位だった?
ムアラニ
ムアラニ
えーと7、8時くらいだったかな?
キィニチ
キィニチ
オロルン
オロルン
どうしたんだキィニチ
キィニチ
キィニチ
3日前のその時間リックは俺とリックの家に居たぞ?
みんな
…は?
ムアラニ
ムアラニ
急にガチホラー
チャスカ
チャスカ
ドッペルゲンガーってやつか?
シロネン
シロネン
普通に怖い
シトラリ
シトラリ
…ねぇキィニチ
キィニチ
キィニチ
どうした?
シトラリ
シトラリ
本当にその時間リックといたノ?
キィニチ
キィニチ
あぁ、間違いなく居た
シトラリ
シトラリ
私、3日前の本屋でリックを見たんだけド…
みんな
………は?

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