授業中なのに、一葉はよく寝ている。
その度八宮先生に怒られていて
なんかかわいそう。
バッチーン!!
思わず頭を思いっきり叩いてしまった。
だって仕方ないじゃん!!
そんなこんなで、また忙しい午前が終わった。
持ち込みの昼食を食べながら、
気になっていたことを直で聞いてみた。
そうだ。なぜあんなに仲良くしていたの?
どこで知り合ったんだろ?
そんな謎がどうしても知りたかった。
近くにある浜辺で遊んだことはあるけどなあ
______あれ?もう1人いなかったっけ…
なーんか違う…
どっかで会って、お兄ちゃんとして…
忘れちった…まいっか☆
お茶を一杯飲んで、私は昼食を食べ終えた。
ジロリ、と後ろの席の人達を睨んだ。
だって、机に落書きされてるから。
いくらばかな私でもわかる。
これ、言っちゃダメな言葉書いてある。
「バカ」 「死ね」
「クズ」 「幸せになれないやつ」
「消えろ」
「産まれてこなきゃよかったのに」
その時、何かが切れた気がした。
一葉の机には
「産まれてこなきゃよかったのに」
「かわいそうなやつ」
「殺されればよかったのに」
そう、書いてあったから。
その文字を認識した瞬間_____。
バァン!!!!
主犯格の厚山の机を蹴り飛ばした。
そう吐き捨てて、私は席に戻った。
周りがこちらを見て、くすくす笑ったり、
驚いて固まる子もいたけど…
どうでもいい
その後、何事もなかったかのように授業が
終わり、家に帰った。
一葉side
産まれてこなきゃよかったのに
殺されればよかったのに
そんな文字を見て、目から涙が出かけた。
こんな、よわかったっけ、オレ、w
いつも、あいつらがいたから耐えられた。
今は、オレと、三葉と、三種しかいない。
五月と生太は知ってるだろうけど。
2番目と、4番目は産まれてない。
あなたは記憶がない。
あっても苦しいだけだろうけど…
…なんでだよ…
そんなことを考えてぐるぐる回っていたら。
バァン!!!!
…と、机が倒れる音が聞こえた。
そう、温厚で、優しくて、いつも笑うあなたが。
オレなんかの為に…主犯格の机を蹴り飛ばした。
何事もなかったかのように授業が終わり、
家に帰った。
なんでバレるんだ…

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。