前の話
一覧へ
次の話

第2話

いち / 掛け持ち少女
924
2025/11/19 06:16 更新



______「 こんにちは ! わたし 、あなたっていうの 。きみの 名前は? 」





「 __の悪魔… ?きみ は悪魔なの ? 」





「 え ? ううん 、全然怖くないよ ! かっこいいね 、悪魔 ! 」






「 … じゃあさ 、__の悪魔 。わたしたち 、友達にならない ? 」




あなた
( なぁんて会話を 、した気がするんだけどなぁ )



自室のベッドに座ったまま、ぼんやりとした頭で昔のことを考えてみる。


私は 私と契約している 悪魔のことを覚えていない 。

その悪魔が “ 何の悪魔だったか ” も、“ 契約の代償 ” が 何だったかも … 本当に覚えていないのだ 。契約している悪魔その人には 申し訳ない気持ちしかないが 、本当に心当たりがない 。


覚えていることと言えば 、上記の 会話だけ 。あの会話の相手が 、きっと 私と契約している悪魔だろう 。


あなた
… 今思えば 、あの頃から 人外に好かれる体質だったのかもなあ …



特に 思い当たる代償が無いのを見る辺り 、悪魔が軽い代償としてくれたのか … はたまた無償としてくれたのか 。どちらにせよ 、相当その悪魔に好かれていたのだろう 。

… いや 、そうだと信じたい 。





あなた
… っておわ 、もうこんな時間 !?
早く着替えなきゃ… ! ま 、マキマさんにロジハラされる… !!




そうやって、今日も慌ただしい一日の幕を開けた。







あなた
ふぅ … 討伐完了 、かな


コベニ
だ 、だと 良いけど …


暴力の魔人
ふたりとも 無事か〜 !? … うお 、これまた でかいのを …



その日の正午。



私は、コベニちゃん暴力さんバディのお供として悪魔退治をしていた。


…というのも、私にはバディがいない。特異4課の中で私だけがバディのいないデビルハンターなのだ。
マキマさんが言うには、

「 詳しいことは話せないけど… あなたちゃんの契約している悪魔が 強すぎるから 、かな 。
あなたちゃんには 従順だけど 、他の人には何するか分からないから 。暴走でもしたりしたら 、一番近くにいるバディが 被害を被るを得ないしね 」

とのこと 。


そもそも私はその悪魔を覚えてすらいないんですけど … という言葉を飲み込んで 、今こうやって4課の人たちにお供して悪魔を退治している 。



あなた
ふたりで協力して倒しました !ねっ 、コベニちゃん !


コベニ
っあ 、はい… ! えへへ …


暴力の魔人
ごめんな〜 、俺もこっちで一緒に戦えれば良かったんだけど .


なにせ量がなぁ、と話す暴力さんに「 多かったですよねえ! 」 と返したあと、視線を腕時計に落とす。


あなた
( うそ 、もうこんな時間…??! )



しまった 。今日はあともう一件 、アキくん天使くんバディのお手伝いをしなきゃいけなかったんだ 。

約束の時間が迫っていることに気付いた私は 、ふたりに向き直り ばっ 、と頭を下げた 。


あなた
ふたりとも、ごめんなさいっ!
この後 まだお仕事があったこと 、すっかり忘れてて …

あなた
今日のところは おいとまさせていただいて いいでしょうか !?


暴力の魔人
勿論 ! 後処理は俺達で しておくから …
… あ 、コベニちゃんのテンションが露骨に下がった .


コベニ
ふぇぇ… あなたの一文字目( ゆめ の場合「ゆ」) 、あなたちゃん 、行っちゃうんですか… ?
あなた
えッ !?


涙目のコベニちゃんを見て 、私は焦った 。
このまま私がこのコベニちゃんを 放って任務に向かえば 、たぶん コベニちゃんは私を引き留めたことを後悔し 自己嫌悪に陥る 。それはよくない 、大切な友達を傷付けてはいけない 。

あなた
( だからと言って 任務を放り出すのも… ! )


ぐぬぬぬぬ …と 思考をぐるぐる回す 。悩んだ 。それはもう大袈裟に 。そして悩みに悩んだ末に 、暴力さんの


暴力の魔人
あ 、じゃあ 俺も 言っていい ?
あなたちゃんと まだ一緒に居たいし 、なんなら 仕事放り出して デートしたい 


の一言で 折れた 。というか 、吹っ切れた 。


あなた
… よぉし 暴力さんコベニちゃん 、3人で デートしよう !!







その後の 私はというと 、それはもう清々しいほど潔く 、任務も約束も ほっぽりだして 2人と 遊んだ 。
今思い返せば 本当に最低ムーブだったと思う 。

アキくん 今頃 怒ってるだろうな … でも私に興味なさそうだしな … 天使くん なんか私の存在すら 忘れてるだろうなぁ… なんて思ったりもした 。それでも やっぱり 、今度 菓子折り持って謝りに行こう 。







アキ
…… 来ない 。遅いな … 迷ってるのか ?


天使の悪魔
待つの疲れた … あなたが来ないなら 僕もう 帰りたいんだけど


アキ
あなたあの馬鹿の事だ 、任務を忘れて … いや 、事故に遭ってる 可能性もあるか… ?
連絡も繋がらない … まさか悪魔に襲われて …


天使の悪魔
… 人間くん 、君って本当 あなたのことになると 過保護になるよね 



な〜んて会話を 、してたとか 。


このあとあなたちゃんは アキくんに こっぴどく説教されるのですが 、その話はまたいつか 。






ぬし
お世話に なっております 、ぬしです 。
一読 下さり ありがとうございました !

ぬし
ほんとに 、本当に キャラと口調が掴めない …
解釈違い 等 あれば 申し訳ないです 。

ぬし
次回 はどんな 構想にしようかな〜と 思っているのですが 中々思い浮かばず …

ぬし
リクエスト 等 あれば ぜひコメントください 〜 

ぬし
それでは また次回 、お会いしましょう ♩


プリ小説オーディオドラマ