書きたくなったんで書きます橙くん、黄くんが喧嘩します
ガチャッ、バタンッ
ガチャッ
桃side
俺たちが末っ子2人の大喧嘩に困っていると
玄関の扉が開いた
さっきまで買い物に行っていた
莉犬ところんが帰ってきたようだ
るぅとくんの部屋にて
コンコン
ガチャッ
それから急いでジェルを大捜索した
…が、ジェルはそう簡単には見つからなかった
…ジェルをすぐに探さなかったのは
きっと、あの状態のジェルに触れたら大変なことになる
…じゃなかったんだと思う
普段温厚なジェルがあそこまでガチギレしてるのをみて怖くなって体が動かなかったんだ
それは、俺も兄ちゃんも一緒
いつもジェルに冷たい
るぅとだけど本当は一番年齢が近くて
常識人で面白いジェルのことが大好き
いつかは忘れたが
ジェルが誘拐されて、ジェルの命が危なかったとき、
るぅとは涙を流しながら誰よりも先に犯人に立ち向かっていた
普段弟になんて関心を持ってなさそうな
ころんだけど愛嬌があって
面白くて優しいジェルのことが大好きなんだ
ジェルが生まれたとき、
ころんは初めての弟に目を輝かせながら
抱きしめて
ジェルが熱を出したときは一生懸命に看病をしていた
ジェルの一番のお世話係だった
いくら探してもジェルはいない
ジェルは運動神経抜群だから
普通に足が早い
だから簡単に遠くに行けてしまう
シーン
…だよな
するとその時
プルル…
数分後
ピッ
到着
青side
僕たちがついた頃には
ジェルくんは気を失ったまま、椅子に縛られていた
このままじゃッ…
…お兄ちゃんの僕が、なにも出来なくてどうするんだッ…!
こうなったのだって…僕のせいなんだからッ…!
僕は掴まれたとたんに
足で相手の急所を蹴った
…ここでるぅとくんを守ってから数分の記憶が僕にはなかった
数分後
僕の目の前には
苦しそうにしている犯人グループ、
そしてその犯人達の手には凶器が握られている
僕は犯人グループが握りしめていた
包丁を手に取り、
ジェルくんを傷つけないように縄を切った
るぅとくんに言われた通り、
ジェルくんの頭を触ると、
なんだか暖かくてドロッとしたものが手についた
僕の手についたのは
ジェルくんの"血"だった
黄side
僕は警察と話していた
さとにぃたちに大声で話しかけた
青side
そして、電話越しに聞こえる
救急隊員の方の言う通りにしながら
待つこと数分、救急車が到着した
救急車内
それから僕たちは
答えられるだけ現状を伝えた
そして数分後、病院につき
すぐにジェルくんは
集中治療室まで運ばれた
お願いだから無事でいて…
…謝らせてよっ…
正直絶対ジェルくんが戻ってくる何て言えない
高校で習ったんだ
大量出血は対処しても4に至るケースがあるって
…それでも、今だけは
るぅとくんを落ち着かせないと
そして、待つこと数十分
治療が終わったと
医者の方が出てきた
その時にはもうお兄ちゃんたちは着いていて、
上の兄3人は説明のため別室に連れられた
そして僕たちはジェルくんが眠る病室に案内された
そしてそこで、軽くジェルくんについて説明を受けた
そして医者の方が出ていったと同時に
お兄ちゃんたちが病室に入ってくる
それから僕たちはずっとジェルくんを待ち続けた
桃side
ジェルが眠ってから早半年がたった
ジェルがずっと入院していることから
入院費がそれなりにかさばって
色々大変
…だけど、そんな中、バイトを嫌ってやらなかったころんが毎日入れる日はバイトを入れて、給料を全てジェルの入院費に回していた
るぅとは年齢的にバイトができないから
俺や上の兄ちゃん2人、
そしてころんの手助けをして、
負荷を軽くしてくれている
ジェルが眠ってから忙しくなった2人だが
そんな中でもジェルの見舞いには毎日来ている
声なんて届かないのに
いつも起きたことを眠っているジェルに話している
それを見ているだけでなんだか寂しくなる
ガチャッ
さっきまで弟2人の声で騒がしかった病室は
俺と眠っているジェルだけになり、とても静かになった
返事のしない弟に優しく話しかけた
俺は年齢的なこともあり、
人前でなくのが嫌だった
だから基本、兄にも弟にも先生にも友達にもほとんど涙は見せたことはなかった
…だけど昔から
ジェルは観察力があって
すぐに俺が何か抱えているのがバレて
話聞いてもらっては泣いていた
なぜだかジェルだけには
涙を見せていた自分がいた
でも、いくら泣いたってジェルの目は覚めなかった
それからまた半年がたった
…もう一年か
また一人で見舞いに来ていた俺は
眠って無表情なジェルに感情的になっていた
俺が泣いていると
ポンッと俺の肩に手が置かれた
それから数日後
ジェルの容態が悪化していると
病院から連絡があった
ジェルは目をつぶりながらも
苦しそうに息をしていた
それから治療が終わるまで怖かった
…数時間後
治療を終えた
医者が出てきた
それから数日後
ジェルが目覚めた
…でも嬉しさのどこかに恐怖心もあった
その理由は
一年以上前に医者から言われた言葉
「記憶喪失の可能性もあります」
…忘れられていたら…
そう考えるだけで怖かった
黄side
数分後
紫side
それからというもの、末っ子3人組は今まで以上に仲良くなったとさ
おまけ
なんか楽しくなって書いてたら9000字越えてましたビックリですスクロールお疲れさまです
それではまた次のお話で











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。