突然為堕は海子向かって剣を向け走ってくる
いや、走ってくるより
飛んでくるの方が正しいのかもしれない
バンッ!
為堕は海子の方を向き
ナイフを投げる
しかも、そのナイフは一本じゃない
何本も、5本とかそんなに容易いものでもない
10...15...30
数えられない、とりあえず今は避けるしかない
為堕は琥珀にも
同じぐらいの量のナイフを投げつける
琥珀の持ち武器は銃
私の持ち武器は短剣と弓矢
私は磨き上げた短剣の技術で
飛んできたナイフを次々に跳ね返す
だが、全て跳ね返せるわけではない
何本かは腕に当たりそこから血が垂れる
為堕はさらに量を増やし
ナイフを投げてくる
よくみたら、そのナイフは
為堕のポケットや足元
カバンなど、至る所から出てきてるみたいだ
絶体絶命とはこの事なんだなと
身をもって教えられた
なんで...
琥珀は私を庇ったのッ...?














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!