素直に楽しめるものに
夢中になっていた
俺は小さい頃からなんでもできた。自分で言うのはなんだけど顔もいいし、勉強もできるし、運動もできる。でも極めることはしなかった。なぜなら夢中になれなかったから、夢中になれるものがないと楽しくないし、時間の無駄そう思っていた。
けど小学校高学年くらいからゲーム機が流行し始めた。いざやってみると6時間が10分に感じるくらいハマってしまった。これほど夢中になったことがなかったから、勉強をすっぽかしてゲームの虜になった。
ある中学の入学式の時、一人の男が話しかけて来た
と言われた。俺に本当の友達なんかいた事がなかった、俺の外見やスタイルに合わせ見かけの友達だったから何もかも心を許してなかった。それが今、心を許せないはずなのに、何故か引き寄せられた
磁石のように
それからその男も俺と同じ悩みを持っていた事を知って、初めて友達になれそうな気がした。
ほんとに毎日が楽しいし、こいつとならどこにでも行ける気がした
でも、いくら友達ができたからと言って嘘を明かす義理はない。だから、最後まで表の俺と向き合って欲しいと願った。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。