ドラコside
僕は今、とある任務でアメリカに来ている。
数年前に、
元々イギリスの魔法省に勤めていた
国際魔法使い連盟の数名が
アメリカへ派遣され、
今回イギリスへ戻ってくる事になったらしい。
その一連の動きのせいで、
僕は護衛へ駆り出され、
あなたにまだ気持ちを伝えられずにいる。
元々はヤックスリー家で
あなたを追いかけた後、
彼女に気持ちを伝えるつもりだったが、
あなたも両親の事で
まだ心の整理も出来ていない
みたいだったし、
"お互い、状況が落ち着いたら
ちゃんと伝えよう。"
そう思って、先延ばしにしたのだ。
その判断が後々、死ぬほど後悔する事になるとは
思ってもみなかった。
6時間にも渡る大移動を経て、
やっとイギリスの魔法省へ到着した一向。
あなたを見つけ、
すぐにそばへ駆け寄るドラコ。
そういうと、
ジャックはあなたを抱きしめた。
僕はこの時、奴を止めるどころか
ただ見ていることしか出来なかった。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!