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第6話

"まもらない"と、いけないの
6
2026/08/15 12:13 更新

〜みあ Side〜










幸せって、どんな形をしているのかな。
































誰も幸せの形なんて見たことがない。








だから人は、好きなもの、
大切なものを抱きしめて幸せだと零す。








幸せの価値観はそれぞれ違うから。









それと同じように、家族の価値観も違う。
みあ
………りん、
りん
なぁに?









はく、と開いた口から言葉が飛び出ることはなくて。








怖くて、苦しくて、つらくて、どうしようもなくて。




















みあ
…なんで、私なんだろうなぁ
りん
…みあ、
れお
りん、そこ変われ
りん
れお…











りんの変わりにれおが腕を伸ばす。
























私より、大きい体。








当たり前だ。









りんは4歳の体。












私は7歳の体。













れおは11歳の体。








"私達は生まれた歳から成長できない"。










たとえ外の体がどれだけ歳を重ねたとしても、











私達は永遠に生まれた時の体で生き続ける。
れお
みあ、つらいのなら、変わるから
みあ
…何言ってんのwムリに決まってるじゃん












きっと、永遠に。














みあ
…どうして、生まれてこなくちゃいけなかったのか、なんて…
みあ
考えなくてもわかるけどさ…












隣でそっと震えてるりんを見る。
















れお
みあ、俺は
みあ
大丈夫














みあ
だいじょうぶ








そっと暖かい腕から抜け出して、立ち上がる。
みあ
私は、やるしかないんだから


































思いきり泣き喚いてしまいたい。



















なんでなんで、と。
















どうして私なんだと。

















苦しくて仕方なくて、
それでも世界は後6年家族といないと許されない。
りん
……ごめん、なさい…
みあ
りんのせいじゃないよ














私はこの子を守らないといけない。




























この子が笑えるようにここを守らないといけない。














この子が傷つかないように、体を護らないといけない。



































誰にも信じてもらえないと分かっている。











わかりきってる。














だって、世界は家族は仲良しなものだと思い込んでいるから。


















たとえどれだけ苦しくても。



















どれだけ家に帰りたくなくても。























もう終わりにしたくて体を投げても。























それでも、この身体を護らないといけないから。






















幸せはどんな形をしているのか知らない。
















けれど苦しみはいつも、
喉をつかえる砂のようなモノだと知ってる。


















その砂を見ないふりをして、砂に溺れないように、

















その砂が水に変わって、溺れてしまわないように。


















必死に息をして、泡を吐き出して。





















れお
…………朝だ








部屋のモニターが終わりを告げる。
みあ
………いってきます!



りん
みあっ…!





















そうして、私は今日も笑って朝を迎えるんだ。


























































幸せってどんな形をしてるんだろう。













もし、叶うのなら幸せっていうのは




















私を包んでくれるあったかいモノだったらいいのに。














また、泡が弾ける音が聞こえた。







































パキン!!







りん
…?
れお
りん?どうした?
りん
……わかんない、でも………

















りん
何かが、割れたような………

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