「 お肌に毒 ! 」とぷりぷり怒っているぺんちゃん
良かった、 バレてない
夜更かしも何も、 昨日は一睡もできなかったなんて
昨夜 ____
真夜中の11時
跳ねるように起きるとベットリと嫌な汗が伝う
ズキッと頭に痛みが走る
思わずベッドから転げ落ちそうになるが
なんとか耐える
寝てたっけと疑問を持つがその疑問は
机の上に乗っていたメモによってすぐに解消された
そこに
「 ごめんなあなたの名前 ひらがなちゃん !!
アイツのことは忘れてええから
俺らに任しとき〜 !
鬱より ♡
PS. ベッドには僕が運んでいたで ♡ 」
と書かれていた
おそらく鬱島さんが書いたものだろう
ご丁寧にハートまで添えられていたが
今そんなことを気にしている暇はない
まずは綺麗な服に着替える
白湯を飲んだり少し本を読んだりと、
どうにかして心を落ち着かせようとしたが
どうにも焦ってしまっていちいちの動作に
無駄な動きが出てしまう
どうしよう … と悩んでいるうちに
月は沈み、 朝日が顔を出していた
私たちは隣の席だったがぺんちゃんの机は
散らかっていたため声を掛ける
ぺんちゃんは慌てて片付け始める
担任は入ってくるなり声を掛ける
朝のホームルームまでは少し時間があるはずだが
教卓に立って教室を見回す
全員が扉へと目線を向ける
ガラガラと音を立てて入ってきたのは
昨日あった神樹さんだった
ぺんちゃんも気づいたみたいで少し目を見開いた
他のクラスメイト主に男子たちも
数人頬を赤らめている
私の後ろに神樹さんが座り、 小さな声で話しかける
私は神樹さんに微笑み返すとほぼ同時に
チャイムが鳴りホームルームが始まった










![[参加型?]空の上で最後の遺言を、](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/fLidrLhRSUUik4ZkTr7M83BhU0V2/cover/01KCTXMWS5RZ2WT40YN9XJ0C3Y_resized_240x340.jpg)



編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。