第59話

おばけがごじゅうななひき
381
2025/07/12 15:43 更新
天乃あまの 絵斗かいと
 あなた〜 !! おは、 よ … う ? 
(なまえ)
あなた
 あ、 ぺんちゃんおはよう 
天乃あまの 絵斗かいと
 ど、 どどどどうしたの !? 
天乃あまの 絵斗かいと
 目、 すっっっごい
 クマ出来てるよ !? 
(なまえ)
あなた
 あ、 あはは … 
(なまえ)
あなた
 ちょっと昨日夜更かししちゃって … 
天乃あまの 絵斗かいと
 夜更かし !? もー ! 
 駄目でしょ、 女の子なんだから ! 



 「 お肌に毒 ! 」とぷりぷり怒っているぺんちゃん

 
 良かった、 バレてない




 夜更かしも何も、 昨日は一睡もできなかったなんて





 昨夜 ____



(なまえ)
あなた
 っは … 



 真夜中の11時

 跳ねるように起きるとベットリと嫌な汗が伝う


(なまえ)
あなた
 鬱島さん … は …… 



 ズキッと頭に痛みが走る

 思わずベッドから転げ落ちそうになるが
 なんとか耐える


(なまえ)
あなた
 あれ、 ? 私、 ベッドに …… 



 寝てたっけと疑問を持つがその疑問は
 机の上に乗っていたメモによってすぐに解消された





 そこに
 「 ごめんなあなたの名前 ひらがなちゃん !!
  アイツのことは忘れてええから
  俺らに任しとき〜 !
             鬱より ♡  

  PS. ベッドには僕が運んでいたで ♡ 」



 と書かれていた


 おそらく鬱島さんが書いたものだろう
 ご丁寧にハートまで添えられていたが
 今そんなことを気にしている暇はない


 まずは綺麗な服に着替える
 
 白湯を飲んだり少し本を読んだりと、
 どうにかして心を落ち着かせようとしたが
 どうにも焦ってしまっていちいちの動作に
 無駄な動きが出てしまう



 どうしよう … と悩んでいるうちに
 月は沈み、 朝日が顔を出していた





(なまえ)
あなた
 … あ、 ぺんちゃん先生きたよ 



 私たちは隣の席だったがぺんちゃんの机は
 散らかっていたため声を掛ける

 ぺんちゃんは慌てて片付け始める


 はーいお前ら静かにー 



 担任は入ってくるなり声を掛ける

 朝のホームルームまでは少し時間があるはずだが
 教卓に立って教室を見回す


 えー今日はお前らに
 紹介しないといけない人がいる ! 
 入ってきていいぞー 



 全員が扉へと目線を向ける

 ガラガラと音を立てて入ってきたのは
 昨日あった神樹さんだった


天乃あまの 絵斗かいと
 … ! 



 ぺんちゃんも気づいたみたいで少し目を見開いた


 他のクラスメイト主に男子たち
 数人頬を赤らめている


神樹かみき るいな
 皆さん初めまして ! 
 神樹るいなと言います ! 
 神樹はなぁ、両親の海外転勤で 
 しばらく海外にいたそうだ !
 いろんなことが重なって 
 今日になったが色々教えてやってくれ 
神樹かみき るいな
 よろしくお願いします ! 
 えーと、 神樹の席は …… 
神樹かみき るいな
 … 私、 宮瀬さんの 
 近くがいいです ! 
 宮瀬 ? 
 お前ら知り合いなのか ?? 
(なまえ)
あなた
 ええっと … この間の 
 …… 歓迎会で、 少し
 そうか、 じゃあ宮瀬の列は
 一人分空いてるから丁度いいな 
 一人づつ後ろにズレてくれ 



 私の後ろに神樹さんが座り、 小さな声で話しかける


 
神樹かみき るいな
 よろしくね、 !! 
(なまえ)
あなた
 うん、 よろしく 



 私は神樹さんに微笑み返すとほぼ同時に
 チャイムが鳴りホームルームが始まった


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