第45話

自分と他人
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2025/12/27 03:00 更新
ピンポーン
竜弥
竜弥
........。
今の俺とは対象に
軽々しく鳴るチャイム。
竜弥
竜弥
(まさか向き合う事になるとは..
でも決めた事はやるしかないし
いつまでもこんな事で
子供の様に意地を張るわけにはいかない。
自分の為、相手の為、将来の為。
竜弥
竜弥
...!
《あら?竜弥君珍しいわね》
竜弥
竜弥
..叔母さん来てたんですか..?
《今日はちょっと用事があったのよ
 今、聞いて来るから待っててね》
竜弥
竜弥
....はい。
インターホン越しに聞こえた声は
好きな人じゃなくて、好きな人の母親だった。
自分でも驚くくらい声が上擦って
昔みたいに親しく話せず敬語になる。
良かった、好きな人の母親で。
心の底からそう思った。
こんなガチガチに緊張してる姿何て
見られたくないし、見せたくない。
竜弥
竜弥
..........
幼馴染やったのに、
まるで他人の様になって
幼馴染だって分かってるのに
まるで自分と同じように
気持ちを無視して生きてきた。
竜弥
竜弥
(それが終わるってのは..
少し...怖い..
ぐっと拳を作って
ありえないくらい早鐘を打つ心臓に
ドンっと、さっき作った拳で胸を叩いた。
竜弥
竜弥
...ふー..
幼い頃の様に接する事なんて出来ない。
好きを自覚して、好きを諦めて
感情を消そうとしてた俺が出来る事なんて
限られてる。
限られ過ぎてる。
竜弥
竜弥
.......!
何て考えてると
家の中からドタドタと音が聞こえる。
玄関前で止まったと思えば
チェーンを開ける音が聞こえて
俺の心拍数が死ぬんじゃないかと
言うくらい上がる。
竜弥
竜弥
....ふー..(落ち着け..
竜弥
竜弥
(まずは..呼ばれたから挨拶と..
それから話を聞く
緊張をなかった事にしようと
頭をフル回転させる。

ガチャッ
???
待たせちゃってごめん!
寒かったよね?で...w
大学の資料で滅茶苦茶で...w
竜弥
竜弥
全然..邪魔させて貰う身..やし..
竜弥
竜弥
今日は恋人とデートちゃうん..
???
竜弥と話したい事があって
たまには一緒じゃない日も
作らなきゃね!
竜弥
竜弥
.......そう..(駄目だ..
さっきまで考えてた事が
頭から全部抜けた。
二人..そう言えば好きな人と
二人きりなんて中学生以来だ。
竜弥
竜弥
.........。
???
あ、寒いよね!
どうぞ!!
竜弥
竜弥
あ、あぁ...お邪魔します..
???
うん!
竜弥
竜弥
....で、何の用なん..?
竜弥
竜弥
奏太
奏太
奏太
......それは部屋に
行ってからにしよう?

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