第29話

☽・:*
367
2022/07/23 12:21




v
v
じみな、



家に入ってから てひょん が静かにそう言った。



v
v
外に出るなって、
v
v
誰にも会うなって、
v
v
俺だけのことを考えていればいいって、




v
v
言ったよね?



jimin
jimin
うん、





v
v
俺の言うこと、聞けないの?






てひょん の目がぎらりと光る。




jimin
jimin
てひょん、





ごめん。



でも、


このままじゃだめな気がする。










“ 洗脳されてるみたい ”





じんひょん の言葉が蘇る。









jimin
jimin
別れよう





僕が勇気を出して言った言葉は震えていた。










〈 ドッ 〉









顔に痛みを感じる。





床が顔のすぐ横にある。









あれ、?




v
v
なんで、?






てひょん の声も、震えていた。





v
v
俺はこんなに じみん のことが好きなのに





〈 ドッ 〉





次はお腹に痛みがはしる。









jimin
jimin
やめて、
jimin
jimin
てひょん……!





v
v
やだ




















jimin
jimin
てひょん ごめん












てひょん をこんなにしてしまったのは僕だ。









jimin
jimin
ぼく、





v
v
もういいよ






僕を殴る てひょん の手が止まる。









v
v
じみな は俺を裏切ってあんなぽっと出のやつと一緒になるんでしょ、




jimin
jimin
そんなつもりじゃ……




v
v
はぁ、






てひょん がため息をつく。














v
v
飽きた



jimin
jimin
え、?





















v
v
もう じみな 飽きた



jimin
jimin
なに言って、





v
v
出ていってよ










てひょん はまるで飽きたおもちゃを捨てる子どもみたいな態度をとる。




jimin
jimin
じゃあ、番、
v
v
ん、わかった













そして、僕たちの関係はあっけなく終わった。




















なんだったんだろう、









飽きた……









そう言われると、なんか、



やっぱり悲しい、









たぶん、自分に興味のない僕に飽きたんだろうな、





てひょん 大丈夫かな、





もしかしたら、


“ 飽きる ” ことで精神的に追いつめられることを避けた、とか……







なんて、



自惚れすぎか……


























そんなことより、



これからどうしよう、





プリ小説オーディオドラマ