〈 カランカラン 〉
ベルの音と じんひょん の驚いたような顔。
安堵からか、涙がぽろぽろと僕の目からこぼれる。
じんひょん が呆れた様にため息をつく。
でも、
じんひょん は静かにそう言った。
僕が、これからしたいこと、
そのとき、
〈 カランカラン 〉
ベルの音がした。
僕は ゆんぎひょん の胸に飛びこんだ。
突然のことに驚きを隠せない ひょん 。
それが、僕の、したいこと。
悪いのは僕だけど、
あのまま てひょん と一緒にいたら、
だめな気がしたから。
お互い、苦しかったから。
ゆんぎひょん は優しく微笑んだ。
しばらくして、ゆんぎひょん が言った。
〈 カランカラン 〉
入り口には大人っぽい人が立っていた。
僕はうるさい じんひょん を横目に差し出された ゆんぎひょん の手を握った。
ー Fin ー
ここで一応おわりとさせていただきます!
ここまで読んでくれたみなさん、ありがとうございました🙇♀️
拙い文章と話の構成でしたが……
また番外編などを書けたらいいなと思っています!
他の作品もよろしくお願いします💦
改めて、ありがとうございました💜
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!