あれから八分が経過した。
データをスマホに転送し、ジャックしたルート消した。
ヴーヴー ブーブー
それぞれのスマホがほぼ同時に告げた着信を二人は見た。
唐木はプリンターに接続し印刷。
黒木はパソコンに繋げて大画面で確認。
それぞれが確認しやすいように手を加えて確認した。
警察の手で伊狩さんを調べられるのは48時間だけだ。
先ほどの取り調べで使った分や送検にかかる時間も考えると、残された時間など本当にわずかなものだろう。
立ち上がって、俺はホワイトボードを引っ張り出した。
言いながら唐木は、マーカーをそれぞれに手渡した。
そしてそれぞれが一時間ほどかけて読み込んだ情報は、ホワイトボード全面に十五分かけて書き記された。
そう言って黒木は赤色のマーカーで一箇所を丸で囲った。
黒木はパソコンに繋げていたスマホを取り外してから、部屋を出て、入り口に向けて駆け足で廊下を渡っていった。
それを遠巻きに眺めてから、俺は改めて腰を下ろし、
俺はパソコンと向き合った。
そうして俺はキーボードを叩き出した。
まぁ何がなんでも捕まるわけいはいかないから、当然海外のサーバーを大量に経由しているわけだがな。
できたぞ、と俺は伝えて彼女にパソコンの画面を見せた。
俺は先ほどと同じように廊下を駆ける唐木を見送った。
限られていた時間は少なかったが、事前から目を付けていたので案外はやく終わりそうだ。
後はできれば一発で仕留めたい。
そのためには、















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!