私達はトイレに行ったあと軽く4階を探索し、
10分前に教室に戻った
私達の会話が丁度終わったところで時間が来た
クラスメイトが声を揃えて「はい」と返事をした
あゆみとは並ぶ位置が違うのでお互い逆方向に進んだ
私の前の人と後ろの人が近距離で並んでいたので私は軽くお辞儀しながら割り込んだ
唯一の仲良しも遠いせいか時間が進むのが遅く感じる
あゆみ不足すぎてほんとに泣く
するとクラスメイトがどんどん前に進み初めた
慌てて足を動かして前に追いつく
どうやらあゆみを唱えている(?)間に担任が話をしていたらしい
中学の頃の先生の話を聞かない癖が今にも反映(?)されている
学力的にはもっと上の高校に行けたんだけど
さっき言った通り、話を聞かずに喋るか考え事するかしてたら内申点がやばくなっちゃった(´>∀<`)ゝ
とかまた考えてたら体育館着きました
まだ春で肌寒いから体育館に暖房が着いている
人数も多いので少し暑苦しい
思ったより声出て私もびっくり
そういえば私声が大きいで有名なんですよ!?
しーっと口に指を当てて言うと彼は笑いながら前を向き姿勢を正した
てか、ことの始まり私なのに最後これて笑
ただのウザイやつで草
彼がハッとしたようにこっちを見て言った
えー皆さん覚えていますでしょうか
そうですねー、時間で言うと1時間くらい
小説で言うと2話くらい前の出来事
あゆみに結んでもらうの忘れてたあぁ
あーもうこうなったら意地でも結ぶか….
昔お父さんがお母さんに結んでもらっていた光景を記憶にやっていく
出来上がったネクタイは見るも無残なものだった
後ろがあゆみだったら結んでもらった。うん。
でもあゆみはいない…ッ
彼は微笑みながら私に言う
私的にももうこれしかないから
結んでもらうことにした
彼は私がしなかった動きをしだして内心びっくり
てか思ったんだけどさ?
私結構青春してね?え!
初日からこんなこといいんですか?!みたいな
私がきもいこと考えてる間に彼はネクタイを結び終え
綺麗なネクタイを見て思わず感動を覚えた(?)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!