蘭side
今日は、鋳琉麻と花火を見るの!
お姉ちゃんに教えてもらって、今日花火まつりがあるんだって!
だから、どうしても鋳琉麻と見たかった
星がキラキラしてる…
これが………〝本当の夜空〟なんだ…
私がいつも見てた……『ハリボテの夜空』と違う…
とても綺麗で、ずっと見ていられる
ヒュルルル~
ドンッ🎆
花火って、こんなに大きな音なんだ…
でも………とっても綺麗……
夜空に、キラキラのお花が咲いてる…
ヒュルルル~ ドンッ🎇
トコトコトコトコトコトコトコトコ
ガチャッ パタン…
鋳琉麻side
俺は決めたんだ
ここで〝言う〟って…
むしろ………ここしか、言う機会がない
あったかい…
蘭も湊禿も、みんなあったかい…
心臓がうるさいなぁ…////
でも………この音も、もうすぐ聞けなくなる
正直、バスケをしてたのは、少しでも過去の自分を忘れたかったから
プロになろうなんて思ってないし、バスケなんて特技程度でいいと思ってた
だから、別に夢とかやりたいことは考えてない
まぁ今あるとするなら………
ヒュルルル~
ドンッ🎇🎆
それから、俺と蘭は花火を見続けた
小さいものから大きいものまで、たくさんの花火があがった
快晴の夜空を、花火が彩ってくれた
俺と蘭は、ずっと手を繋いでた
花火が終わって、病室までずっと手を繋いでた
病室に着いても、蘭は手を離そうとしなかった
むしろ、離そうとすると涙目になるんだよw
だから今日は、一緒に寝ることにした
蘭の手は、すごく小さい
俺と同じくらいの背丈だけど、手は女の子らしい小さくて可愛い手をしてる
その手から伝わる温もりも、あと少しで感じなくなると思うと、寂しくなってくる
でも………あと少しで、コイツが助かるんだ
俺は、コイツに幸せになってほしい
だから………
NEXT 💬×5


















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。