O5評議会の真っ最中である。
「scp-000の取り扱いについてだが特別収容プロトコルの大幅な変更を要求する。」
「理由を」
「三日前の実験Vー1にて049には000の異常が無効になること、またその結果から不老不死の実体、ヒトなどにも無効ということが仮定できる。以上だ。」
「あくまで仮定の話だろう?それは。」
「試してみる価値はある。それに000も我々に協力的な姿勢を見せてくれている。信じてみるのもいいじゃないか。」
発言している彼以外には難色を示す者しかいない。
「お願いだ。もし収容違反した場合は私が責任をとる。」
「どうしてそこまで000に執着をする?」
「それは…。黙秘権を使わせてもらおう。」
「公には許可出来ないが1週間猶予を与える。期間中のみ000の管理権限を君に預けよう。」
「ありがとう。感謝するよ。」
この結果は彼にとって予想外のことだったが結果としてはかなり上々だ。ほっとした私はポケットから000にそっくりな少女の写真を取り出した。
彼の娘である。彼の娘は財団の事故に巻き込まれて死んだ。財団が悪い訳ではない。自分の落ち度だ。000を見たときは驚いた。神よ。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!