『侑やけど』
その声の主は侑だった
「なんであなたの居場所が分かったん」
「んー・・・なんとなくやなぁ・・・あなたいつも何かあるとりおんの所に行くやん?」
「大正解やで」
まぁ侑のことだから放っておくわけがないと思っとった
『・・・その・・・あなたどうしとる?』
『めっちゃ泣いとるけど』
『やっぱりそうやんなぁ・・・』
侑は電話越しでも分かるくらい
酷く傷ついていた
『なあ、何があったん』
『ほんまあなたは信じとらんけどこれは誤解やねん』
今にも泣きそうな声で私にそう言う侑は
彼女でもなんでもない私でもすぐに分かった













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。