俺はあのまま 、 疲れ果てて
寝てしまっていた 。
そして気づけばもう夜の8時を過ぎている
俺の親は何時も帰りが遅い 。
その上 、 両親共働きな為
俺は何時も家の中で1人ぼっち 。
でもそんな俺の事を
気にかけてくれたバカみたいな
水色のあいつが一緒に夜ご飯を
俺の家でよく食べていた 。
だから寂しくなかった 。
正直 、 結構嬉しかった ──── 。
自室を出て 、 リビングへ行く 。
夜なのにまだセミの声が
家中に鳴り響く 。
昨日までなら 、 まだ目の前に
ほとけが居てくれてたんやけどな
あいつは今 、
転校生といい感じなんやもんな ... 。
と思い 、
俺は急いで手際よく
料理を作り始めた 。
料理が完成し 、
親の分は冷蔵庫へ自分の分は
テーブルへ運ぶ 。
時計を見るともう9時過ぎ 。
と思い 、 ご飯を食べ始める 。
いつもなら ... いつもなら
目の前でほとけが目を輝かせながら
美味しい美味しい言って
俺の飯 、 食ってくれてたっけな
なんて ... 考えれば考えるほど
自分が惨めになっていく気がする 。
もう 、 何も考えるのはやめて
いつも通り ... そう 。
いつも通りでいればそれで ──── 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!