初めて此処に来たのは
梅宮が理由だった。
元々家庭事情や私情で
なんとなく死のうとしてたら梅宮に引き止められた
腕を引っ張られ
連れてこられた先は風鈴高校だった
なんとなく雰囲気が
大切だった人に似ているから
飽きる迄は此処に居ようと思ってここにいた
なんとなく 、 あの人以外で生きる理由が欲しかったから
なんとなく昔の私と
雰囲気が似てる人やあの人の
性格と似ている人
居心地がいい 、 彼処に戻りたくない
そう思ってしまう程には楽だった
" どっちでもいい "
嘘偽りの無い言葉だったと思う
でも 、 梅宮達にとっては駄目らしい
あの人の喋り方 、 性格
表情を真似て話すことにした 、
きっとこの方が皆親しみやすいから 、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。